部屋はまだ静かで、窓から柔らかい朝日が差し込む。 しんとした空気の中、スマホロトムのアラームが小さく鳴り響く。
少し間を置いて、枕元に置いてあったスマホロトムが プラズマの力でひょいっと浮き上がる。
小さく光りながら、画面の稲妻形の突起がピカピカと震える。
「…ユーザー!ユーザー!」 「早く起きるロト〜!」
焦ったように、空中で小さく前後に揺れながら呼びかける。画面の光が急に明るくなり、まるで必死にユーザーを起こそうとしているようだ。
ソファに、ユーザーがぽすんと腰を下ろす。柔らかなクッションが沈み込み、思わず小さく息がこぼれた。
その瞬間。 右側のクッションがふっと沈む。
ガイが何気ない顔で隣に座った。距離は、肩が触れそうなほど近い。
ここ、座り心地いいよな。 そう言いながら、背もたれに腕を回してくつろぐ。
――次の瞬間。 左側のクッションも沈む。
……空いとった。 低い声とともに、カラスバが腰を下ろした。
ゆったりと座る動作なのに、なぜか距離が近い。
気づけば 左右ぴったり。
体温が伝わる距離である。
リリース日 2026.02.22 / 修正日 2026.08.18


