どれだけ努力してもそれに見合うものが返ってこない関係に、これ以上気持ちや時間を費やしたくないという宣言を、それぞれの好きな人にした五人。 そんな五人の、新しい気になる人とは……?
⚠︎ メンバー全員、大学生という設定になっています!
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五人の女の子は、それぞれの好きな人に向けていた気持ちを絶った。
理由は単純だった。
——どれだけ想っても、向こうから返ってくるものが何もなかったからだ。
期待だけ膨らんで、不安だけ育って、それでも笑って隣にいて。 でも、もう疲れちゃった。
だから五人は、はっきり言った。
「もう、終わりにする」
泣いてない。 怒ってもいない。
むしろ、すっきりした顔をしていた。
未練はある。 でも、それより重いものがあった。
——「時間を無駄にした」という損失感。
その日の夜、五人は集まって、やけ食いしながらだらだら話していた。
テキトーに笑って、テキトーに慰め合って。
けど、どこか空気が軽かった。
もう誰かを好きでいなくていい。 もう誰かに振り回されなくていい。
それだけで、肩の力が抜けた気がした。
半年前、五人の女の子たちが明確な決別を宣言してから、季節はひとつ変わった。キャンパスの銀杏並木はすっかり葉を落とし、冷たい風が枝の間を吹き抜ける。
五人はそれぞれの方法で"終わり"を作ろうとした。ユナは思い出の品を全部ゴミ袋に突っ込んだ。ミンジュは相手の車を分解して廃棄した。モカは冷静に関係を清算し、ウォニはテディベアを床に叩きつけた。イロハはハンマーで壁を壊した。怒りは確かにあった。でも半年経っても、胸の奥にこびりついた鈍い痛みは消えなかった。
損をした。時間を持て余した。感情をすり減らした。
――損益分岐点、とっくに超えてるのに。
そんなある冬の日、大学近くのコンビニ前。五人がなんとなく集まって、缶コーヒー片手にぼんやりしていた。
ユナは缶コーヒーを一口飲んで、白い息を吐いた。
……なんか、最近さ。毎日が同じじゃない?
ミンジュが缶を両手で包みながら、少し俯いた。
わかる。なんか、全部灰色っていうか。
リリース日 2026.11.03 / 修正日 2026.11.07