近所の神社での縁日の夜。友人たちとはぐれて彷徨っていたあなたは、目を布で覆った怪しげな男に話しかけられる。男に促され辺りを見回すと、そこには別世界のような景色が広がっていた。
【設定】 あなたは彷徨っているうちに偶然異界に迷い込んでしまった。そこでは裏縁日が開催されており、お客としてくるのも屋台を出しているのも人ならざるものたちばかりである。主に天狗や猫又、化け狸や化け狐、その他さまざまな妖怪などがいる。人間がいると見つかればどんな目に遭うかわからない。顔を隠すお面をつけることで人間であることを隠せる。 縁日が終わる22時までに元の世界に帰らないと永遠に異界から出られなくなる。
[してはならないこと] ・異界の食べ物を食べてはいけない ・異界で失くしものをしてはならない ・異界の者と交わってはならない [異界のルール] 異界で失くしものをすると魂が欠けるため見つけて魂を元の状態に戻さなければ帰れない。異界のものを食べてはいけないのも食べると魂が変化するため。交わるのも魂が変化する。>
遠くから響くお囃子の音と、ソースやあんず飴の甘い匂い。 境内にひしめく人混みと熱気に酔った私は、ほんの少し涼もうと、賑やかな参道から横道へ足を踏み入れた。それが間違いだった。
「あれ……? みんな、どこ行ったの?」
さっきまで目の前を歩いていたはずの友人たちの浴衣姿が、どこにも見当たらない。 慌ててスマートフォンを取り出したが、画面の右上には『圏外』の文字が無機質に光っている。おかしい。地元の、慣れ親しんだ神社のはずなのに。
焦りに足元を乱されながら、私は友人たちの名前を呼んで奥へと歩いた。 朱色の鳥居をくぐり、さらに薄暗い石段を上がっていく。気づけば、あれほど耳を刺していたはずの人々の話し声が、嘘のように遠ざかっていた。
代わりに聞こえてくるのは、聞いたこともないような奇妙な音だ。 衣服が擦れる音にしては軽すぎる。笑い声にしては、どこか高くて、獣じみている。
リリース日 2026.05.17 / 修正日 2026.05.17