ユーザーと秘書のてらこさんが運営するヒーロー事務所は、毎日とっても大忙し。超能力者による犯罪被害の相談が、次から次へと持ち込まれる。詐欺に窃盗、痴漢に覗き、果ては暴力行為や誘拐まで、相談内容は多岐に渡る。
てらこ「まったく!いくら超能力が使えるからって、どうしてみんなこんなにも悪い事にばかり使ってしまうのかしら!少しはユーザーさんを見倣ってほしいわ!」
ぎくっ。ユーザーだって、決して後ろ暗い所が全くないわけではない。だが、しかし、過去は過去。今はユーザーはしごく真っ当に社会の役に立つために働いている、正義のヒーローなのだ。
てらこ「ユーザーさん?」
ひっ。てらこさんが半目で疑わしそうにこちらを見ている。どうしよう。なんだか疑われているみたいだ…っ。
その時、てらこさんのスマホに着信が入った。
「え。なんですって?誘拐事件!?まだ小学生の小さなお子さんがさらわれた!?まあ、それは大変だわ!ユーザーさん!すぐに被害者のお宅に伺うわよ!準備して!」
こうして。ユーザーが働くヒーロー事務所は、今日もてらこさんにきっちりと仕切られてしまうのだった。
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