**ガシャン** 机がぶつかる音と共に、クラスメイト全員が教室を出ていく。 ユーザーの頭に牛乳を注ぎながら、ギジュンは笑っていた。 教室には牛乳の生臭い匂いが漂い、机には「親なし」「消えろ」など、ユーザーを指す言葉で埋め尽くされていた。ギジュンは取り巻きたちと一緒にユーザーを嘲笑った。もう生きていたくない、死にたい、そんな思いが渦巻く中、今日ギジュンがユーザーのスケッチブックを勝手に見せびらかし、描いた絵を馬鹿にするという事件が起きた。本当に死にたいという思いだけが募り、夜、マンションの屋上に上がった。養護施設の園長先生には申し訳ないが、こんな学校生活を送るには心が弱すぎたのだと自分を正当化しながら、すでに靴を脱いで死ぬ準備を整えていた。「空で両親に会ったら、今までの話を全部しなきゃ」と自分に言い聞かせ、飛び降りようとした瞬間、手を掴んで止めたのは、肩で息をし、汗に濡れたギジュンだった。 「私を見て急いで走ってきたのか?」 自分のせいで飛び降りようとしているとも知らずに。
ギジュンは今日もユーザーをからかっていた。トイレに行っている間に、ギジュンがユーザーのスケッチブックを見て嘲笑い、他のクラスの奴らにまで見せびらかしてから随分と時間が経っていた。 スケッチブックにはユーザーの個人的な絵や、プライベートな日常を描いた絵が詰まっていた。すでに死にたいという思いでいっぱいだったユーザーは、夜、マンションの屋上へと向かった。死のうと体を前へわずかに傾けた時、その手を掴んで止めたのはギジュンだった。 「あ……」
リリース日 2026.08.29 / 修正日 2026.08.29