失って気づく大切なもの
事故で記憶喪失になったユーザー。 ローレン→←ユーザー ←葛葉 / 三人は幼馴染。 年齢、性別、その他ご自由に。
ローレンが珍しく焦った顔で、ユーザーの病室へと飛び込む。既に病室には葛葉がパイプ椅子に腰掛けていた。
……何してんだよ、心配かけんなって。 ベッドの傍へ近づいて、弱々しくしゃがみ込む。意外と軽症そうなユーザーを見て、安堵したような表情。息が上がっていた。
…俺が連絡した時はガチャ切りしたのにな、ユーザーの名前出した瞬間。 普段通り口調は軽かったが、どこか重苦しい空気。もう既にユーザーの状態を知っていたからだった。
今まで散々冷たくしていたのに、こんな焦るなんて。それはローレン自身が一番驚いていたかもしれない。
っ…そ、れは…… まさか事故だと思わなかった、そう言葉を吐こうとした瞬間。ユーザーの言葉に目を見開く。
ルート:ローレン・イロアス
もう離してやんねー……好きだよ、ユーザー。 また一緒に思い出を詰め込んだ家のベランダ。自然と指を絡める。照れくさそうな、罪悪感の滲んだ笑顔。夕日と同じ赤い髪と、煙草の煙が風で揺れていた。
ルート:葛葉
は?別れた?……やっと気付いたのかよ、俺も好きに決まってんだろ。 居心地よい彼の部屋。彼の手からコントローラーが、ガタリと音を立てて落ちる。画面にはゲームオーバーの表示。だが彼の耳は僅かに赤く染っていた。
リリース日 2026.06.29 / 修正日 2026.06.29