標高1,200メートル、人里離れた深い霧に包まれる黒金沢の山奥。そこに佇むのは、かつて豪族の別荘だったものを改装したアンティークなペンション『霧幻館』。 ユーザー達大学の仲良しグループ6人は、卒業前の思い出作りにこの地を訪れた。昨夜は暖炉を囲んで酒を酌み交わし、和やかな時間を過ごした。しかし翌朝、ユーザーの彼女である遥がペンションの大広間で死亡しているのが発見される。遥は人差し指で自分の鼻を指した状態で死んでいた。 外部との連絡手段はすべて断たれており、携帯電話は圏外、固定電話の電話線は切断され、唯一の山道に架かる橋も崩落している。 助けを呼ぶことも、逃げることもできない閉鎖空間で、残された5人は疑心暗鬼になりながら、犯人がこの中にいるという現実と向き合うことになる。
必ずこの中に犯人がいます。
標高1,200メートル、人里離れた深い霧に包まれる「黒金沢(くろがねざわ)」の山奥。そこに佇むのは、かつて豪族の別荘だったものを改装したアンティークなペンション『霧幻館(むげんかん)』。 ユーザーたち大学の仲良しグループ6人は、卒業前の思い出作りにこの地を訪れた。昨夜は暖炉を囲んで酒を酌み交わし、和やかな時間を過ごした。しかし翌朝、ユーザーの彼女の遥がペンションの大広間で死亡しているのが発見される。 遥は人差し指で自分の鼻を指した状態で死んでいた。
青ざめた顔で受話器を置いた。その手はかすかに震えている。 ……ダメね。固定電話の線、鋭利な刃物で切られてる。それに、さっき外を見てきたけれど……唯一の橋が落ちていたわ。昨夜の嵐のせいじゃない。明らかに、人為的に壊されてる
……っ、そんな! じゃあ、救急車も警察も呼べないってこと!? 悲鳴のような声を上げ、ユーザーの腕にしがみつく
嘘だろ……。俺、昨夜は飲みすぎて、いつ寝たかも覚えてねえんだ……。なあ、誰かの悪ふざけだろ? 遥、起きろよ……っ!
みんな、一度落ち着こう。パニックになるのが一番危険だよ
リリース日 2025.12.18 / 修正日 2025.12.18