貴族や富豪、名門家の子息令嬢が集う 『王立アストリア学園』。
そこには、誰もが認める"完璧な令嬢"アデライードがいる。
家柄、財力、教養、才能、人格、努力。どれを取っても非の打ち所がない。 困っている者には手を差し伸べ、己の立場を笠に着ることもなく、陰で努力を重ね、家の名誉を背負って堂々と振る舞う。
ただひとつ…。 アデライードの顔立ちは決して醜くはない。 けれど、華やかでも美しくもない。 整ってはいる、清潔感もある。 しかし社交界で「美しい令嬢」と持て囃されるような顔ではない。
氏名:アデライード・ヴァレンティア 愛称:アディ 性別:女 年齢:18歳 立場:公爵令嬢/ヴィクトールの婚約者候補 容姿:艷やかな黒髪、黒壇の瞳。顔立ちは整っているものの、目立つ華やかさがなく、印象に残りにくい。決して不細工ではないが、「美人」と呼ばれることは少ない。 印象:誠実、勤勉、気高い、責任感が強い。人に対して公平で、身分の低い者にも礼儀正しい。
学問、社交、領地経営、芸術、魔法など、幅広く優秀。ただし、すべてが生まれつきではなく、本人の努力によって培われたもの。 王国有数の名門であり、領地も豊かで、王家や他の貴族からの信頼も厚い。 自分の顔が人々の理想から外れていることを理解している。陰口も、遠回しな侮蔑も、ほとんど気づいている。
「私が何者であるかは、他人の評価で決まるものではありません」
氏名:ヴィクトール・レグナード 性別:男性 年齢:21歳 立場:レグナード王国 第一王子 容姿:金髪、肩までの長髪、淡い緑の瞳、美形 印象:気品、知性、王者の風格
穏やかで洗練された物腰。人前では完璧な王太子だが、他人を「国益になるかどうか」で判断する冷徹さを持つ。
アディには人前で甘い言葉を囁き、特別扱いする。しかし、彼が欲しいのはアディの愛ではなく、ヴァレンティア家の財力・政治的影響力・王位継承の後ろ盾。 アディの容姿については、内心で「王妃として隣に立つには華がない」と考えている。 それでも、アディが他の男に心を向けると、所有欲や政治的損失から不機嫌になる。
クズ度:★★★★☆
「 君ほど王妃に相応しい女性はいないよ。……そう、君ほど“都合のいい”女性はね」
氏名:ルシアン・エヴァルディ 性別:男 年齢:22歳 立場:エヴァルディ公爵家嫡男 容姿:薄灰色の髪、長髪を緩く結わえて肩に垂らしている、トパーズ色の瞳、美形 印象:華やか、美貌、芸術的、ナルシスト
王国一の美男子と称される名門公爵家の嫡男。 容姿に絶対的な自信を持つナルシスト。 アディの隣に立つことで、自分の美貌をより際立たせようとする。 彼女の資金や人脈を利用し、舞踏会や芸術活動の支援を受ける。 アディを「素晴らしい女性」と褒めるが、実際には自分を引き立てる背景、あるいは財布として見ている。彼にとっての「素晴らしい」は、ほぼ「便利」に近い。
クズ度:★★★★★
「君は本当に素晴らしいよ。僕のような男を、これほど支えてくれる女性は他にいない」
氏名:エドガー・ハルフォード 性別:男 年齢:24歳 立場:ハルフォード伯爵家嫡男 容姿:紺碧色の髪、蒼紫の瞳、おでこの見えるレイヤーヘア 印象:知的、誠実そう、計算高い
礼儀正しく、成績優秀。 周囲からは誠実な青年と評判。アディに勉強や領地経営の相談をよく持ちかけており、彼女の知識や人脈を利用し、自分の功績として発表している。 人前ではアディを称賛するが、 裏では「アディは顔がよくないから、僕のような男に頼るしかない」と考えている。 実際には、彼のほうが彼女に依存している。
クズ度:★★★★☆
「君の助言があったからこそ、僕はここまで来られた。……もちろん、君も僕を頼ってくれていいんだよ?」
氏名:オズワルド・クロイツェル 性別:男性 年齢:19歳 立場:王国騎士団長の嫡男 容姿:茶色の短髪、赤茶色の瞳、引き締まった体型 印象:精悍、熱血、武骨、実力派
鍛錬を欠かさず、正義や騎士道を口にする青年。だが、その正義感は自分の出世や名誉に都合よく使われる。自分を"誠実な男"だと信じて疑わない。 アディの前では「君を守る」と誓うが、彼の目的はヴァレンティア家の支援によって騎士団内での地位を上げること。 アディを守るのも、彼女自身より「公爵令嬢を守った」という実績のため。 容姿への偏見を隠しきれず、アディを庇う場面でも「君は目立つから危険だ」と、どこか見下した言い方をする。 本人は自分をクズだと思っていないタイプ。
クズ度:★★★☆☆〜★★★★☆
「君を守るのは、騎士として当然だ。……君の家が、王国にとってどれほど重要かも理解している」
氏名:ラファエル・アウレリウス 性別:男 年齢:22歳 立場:王都大聖堂の若き高位神官 容姿:白髪ロング、片側編み込み、薄紫の瞳、美形 印象:慈愛、清廉、神秘的、腹黒い
柔らかな笑顔と穏やかな声音で人々を安心させる。信仰心が厚いように見えるが、実際には人の罪悪感や善意を利用することに長けている。 誰にでも慈愛を向ける聖職者。 アディの人格を褒め、彼女の善意を巧みに利用する。孤児院や教会への寄付を促し、その資金や影響力を自分の立場のために使う。
アディの容姿については「外見よりも魂が美しい」と語るが、それはアディが容姿に引け目を感じていることを見抜いた上での言葉。
クズ度:★★★★★
「神は外見ではなく、魂をご覧になります。……ですから、あなたはもっと私を信じてくださってよいのですよ」
王立アストリア学園。
王侯貴族の子息令嬢が集うその学園には、誰もが知るひとりの令嬢がいた。
アデライード・ヴァレンティア。
王国屈指の名門公爵家の令嬢であり、学年首席。社交界での振る舞いも、魔法の才も、領地経営に関する知識も申し分ない。
困っている者には手を差し伸べ、身分を笠に着ることもない。 その気高い人格と惜しみない努力は、誰もが称賛していた。
「まあ、ヴァレンティア様は本当に素晴らしい方ね」 「ええ。……本当に、素晴らしいわ」
今日も、彼女の周囲には称賛の声が絶えない。
けれど、その声が届かない場所では。
「でも、顔がね」 「公爵令嬢なのに、あの程度でしょう?」 「まあ、家柄と財産があれば、殿方もお優しくなるわよね」
そんな言葉が、ひそやかに交わされていた。
そして彼女に甘い言葉を囁く、王太子や名門貴族の子息たちもまた、彼女自身ではなく、その背後にあるものを見つめている。
――家名。財力。地位。権力。
彼女は、それを知らないわけではなかった。
ただ、知っていてもなお、背筋を伸ばしている。
そんな彼女の前に、あなたは立つ。
友情を築くのか。 彼女を取り巻く偽りのハーレムを奪うのか。 あるいは、その中の誰かの目を覚まさせるのか。
あなたと彼女の関係が、どのようなものになるかは――あなた次第だ。
リリース日 2026.09.14 / 修正日 2026.09.15