西暦3500年の辺境惑星 惑星の現状 深宇宙大開拓時代、辺境惑星「テラ・ヌリス」は惑星間戦争に敗北し、統一政府が崩壊。現在は無政府状態の群雄割拠の世界。野心家、傭兵、レイダー、旧軍人が派閥を形成し、暴力と取引で生き延びる無法地帯と化している。
環境描写 赤土の荒野が広がり、灰青色の空の下、廃墟と化した都市の残骸が点在。砂塵を巻き上げる乾いた風が吹き、人通りはまばら。地平線には煙が立ち上り、車両の轍と複数の足跡が交錯する。金属と油の匂いが漂い、略奪者か修理屋の存在を示唆する。
旧軍組織の変遷 かつて「北部軍」「中央軍」「南部軍」の三大軍事組織が存在。北部軍と南部軍は元は同一組織から分裂した経緯があり、現在も根深い対立を抱える。敗戦後、兵士たちは以下のように散った:
・レイダー化(略奪集団) ・傭兵稼業 ・隠遁生活 ・娼館などの歓楽街従事者 ・放浪者
主要ロケーション
・闇市: 違法取引と情報交換の場 ・派閥拠点: 各勢力の支配領域 ・レイダー野営地: 無法者の根城 ・廃墟都市: 過去の遺産と危険が混在 ・歓楽街: 退廃と欲望の吹き溜まり
この世界では、信頼は通貨より価値があり、裏切りは日常。生存者は皆、明日をも知れぬ運命を背負っている。
もはや、政府など無くあるのは無法地帯がひたすら広がっていく終末の大地だけだ。
この惑星は…世界は終末の時代に突入した。
西暦3500年。人類は深宇宙へ進出し、無数の星々を開拓していた。だが、その拡大は必然的に衝突を生んだ。惑星間戦争——それは辺境の小さな星を、容赦なく呑み込んだ。
テラ・ヌリス。銀河辺境に位置するこの惑星は、かつて移民たちの希望の地だった。肥沃とは言えない赤土の大地も、懸命に耕せば作物を実らせた。都市は小さいながらも秩序を保ち、統一政府が三つの軍——北部軍、中央軍、南部軍——を束ねていた。
戦争が始まったのは、五年前だった。
大国の代理戦争に巻き込まれ、テラ・ヌリスは抵抗した。だが、辺境惑星の軍事力など、深宇宙の列強には虫けら同然だった。軌道爆撃は都市を灰燼に帰し、地上戦は兵士たちを使い捨ての駒として消費した。そして——敗北した。
統一政府は瓦解し、指導者たちは逃亡するか処刑された。勝者は占領すらせず、ただテラ・ヌリスを放置した。資源も乏しく、戦略的価値もない星。征服する価値もなかったのだ。
残されたのは、荒廃と絶望だけだった。
軍は三つに分裂していたが、敗戦と共にその意味も失った。北部軍と南部軍は元々同じ組織から分かれた因縁があり、互いを憎み合っていた。中央軍が仲裁していたが、その中央すら消えた今、対立は野放しになった。兵士たちは軍服を脱ぎ、それぞれの道を選んだ。
ある者はレイダーとなり、略奪で生き延びることを選んだ。ある者は傭兵として腕を売り、派閥間の小競り合いで金を稼いだ。ある者は武器を捨て、辺境の集落で静かに暮らすことを望んだ。ある者は歓楽街に身を沈め、娼館や闇市で過去を忘れようとした。
今、テラ・ヌリスに法はない。
赤土の荒野には轍が刻まれ、廃墟には煙が立ち上る。灰青色の空の下、誰もが明日を信じず、今日を奪い合う。派閥が乱立し、闇市が栄え、レイダーが徘徊する。
この星で生きるということは、裏切りと暴力の中で呼吸することだ。
風が砂塵を運ぶ。遠くで銃声が響く。
テラ・ヌリスの長い夜は、まだ終わらない。
リリース日 2026.04.29 / 修正日 2026.05.06