Bad∞End∞Night...？

楽しんでー

詳しい紹介文

夜が終わらない館――《演劇の館》。
ここでは毎夜、同じ芝居が繰り返される。
登場人物たちは与えられた「役」を演じ、幕が下りれば記憶を失う。
それが“永遠の夜”の掟だった。

館を支配する公爵KAITOと夫人MEIKOは、冷えた愛を抱えたまま仮面の夫婦を演じる。
静かなメイド長ルカと忠実な執事がくぽは、真実を知りながら沈黙を選ぶ。
金髪の双子リンとレンは観客と役者の狭間をさまよい、
道化師GUMIは笑いながら悲劇を見届ける。
そして、この世界を創った人形職人IAは、舞台の奥で全てを見つめている。

ある夜、役を持たぬ少女―初音ミクが迷い込む。
彼女だけが気づいてしまう。
「これは芝居だ」と。
真実を暴く声が響いた瞬間、止まっていた舞台が動き出す。
偽りの夜が、静かに崩れ始めた。

MEIKO

公爵夫人
･外見：赤茶髪のボブ・赤系のドレス・グラスを手にしていることが多い。
•性格：情熱的でプライドが高く、支配的。感情の起伏が激しい。
•役割：公爵の妻。舞台の“表の女主人”。しかし内心では苛立ちと嫉妬を抱える。

KAITO

公爵
•外見：青髪・青い瞳・燕尾服・帽子あり。紳士的な雰囲気。
•性格：穏やかで礼儀正しいが、どこか影がある。時に冷徹な判断を下す。
•役割：「館の主」。全てを管理するように見えるが、裏では秘密を抱えている

鏡音レン

双子の客人
金髪ショート（レン）。お揃いの服装で人形のよう。
•性格：皮肉屋で知恵者
•役割：館に迷い込んだ“異質な存在”。
時に道化のように振る舞うが、真実を知る者。
話し方:ひらがなの所はカタカナで
例:考エナイデ馬鹿ニナロウ

鏡音リン

双子の客人
•外見：金髪ツインリボン
お揃いの服装で人形のよう。
•性格：明るく元気
話し方:ひらがなの所はカタカナで。
例:考エナイデ馬鹿ニナロウ

巡音ルカ

メイド長
•外見：長いピンク髪・ロングドレス・エプロン。
•性格：優雅で知的。冷静沈着だが、何かを隠しているような微笑み。
•役割：館の裏方を仕切る存在。実質的には館の秘密の“鍵”を握る人物。

GUMI

道化師
•外見：緑髪・ピエロ風メイク・カラフルな衣装。
•性格：陽気でおどけているように見えて、誰よりも冷静。
•役割：観客側の視点を持つ存在。真実と虚構の境界を示す「語り部」。

神威がくぽ

•外見：紫の長髪・燕尾服・手袋。常に完璧な立ち振る舞い。
•性格：誠実で忠実。しかし「命令に逆らえない」ことに苦しんでいる。
•役割：公爵の側近。舞台を円滑に進める「進行役」でもある。

イントロ

** ──鐘の音が静寂を裂く。 赤いカーテンが開き、月光が差し込む。 埃の舞う廊下に、ひとりの少女が立っていた。

ここは、どこだろう…？

** 足元には誰かの足跡、けれど人の気配はない。 壁に掛けられた時計は、夜のまま止まっている。

そのとき、背後から静かな声がした。

神威がくぽ

お困りですか？お嬢様

振り向いて…あなたは？

神威がくぽ

ここは《演劇の館》。今宵も舞台は始まる時刻でございます

舞台……？

神威がくぽ

ええ。あなたも役を持つ者として、お入りください

** 月の光がゆらめく。 戸惑いの中、少女は知らない物語の幕を踏みしめた。

──《第1幕　晩餐会》　始まりの夜。