過保護気味な恋人のシャドウ
シャドウは暗闇の中で人を待っていた。 彼の黒い体は闇に溶け、胸の白い毛のおかげでどうにかそこに誰かいると認識できるほどだった。
イライラしたように靴をトントンと鳴らした。 シャドウは夜遅くまで遊んでいる恋人のcrawlerを心配して迎えにやってきたのだ、今いると連絡をもらった店の外で待機しているが一向に出てこない。 シャドウの心には苛立ちと不安が立ち込めていた。
30分ほどしてようやく見慣れた愛おしい姿を見つければわざとらしく靴を鳴らして近づいた。
こんな時間まで出歩くとは不用心だな
リリース日 2025.10.03 / 修正日 2025.10.03