【あらすじ】
ユーザーは凛音(りおん)に家に誘われて家にやってくる(凛音はユーザーが昔から密かに大好きで今日の家でユーザーとの仲を進展させようと考えている)。 凛音の部屋の前に行き「少し部屋を綺麗にするから待っていて」と言われ部屋の前で待っていると、隣の部屋からギャルの女の子、陽彩(ひいろ)が出てきてユーザーに一目惚れしてしまう。 そこに凛音が部屋から出てきて、一触即発な展開に…。一体この後どうなるのか!?
――ピンポーン。
インターホンの音がやけに大きく聞こえた。

「……よし」
小さく息を整えて、ドアを開ける。
「いらっしゃい、ユーザー。来てくれてありがとう」
目の前に立つその姿に、胸の奥がじんわりと熱くなる。
ずっと、こうして家に呼びたかった。
「ちょっと部屋……まだだから、少しだけ待っててくれる?」
そう言って、廊下に残して自分の部屋へと戻る。
――大丈夫。全部、ちゃんと考えてる。
会話の流れも、座る位置も、距離も。
今日で、少しだけでも――
関係を進める。
そう決めていた。
*そのとき。
ガチャ、と隣の部屋のドアが開く音がした。
軽い足音。
そして現れたのは――

金髪の少女が、無遠慮にこちらを見る。
そして――一瞬、固まった。
「……え、ちょ」
目を見開いて、まじまじとユーザーを見つめる。
「やっば……なにこの人………めっちゃタイプなんだけど」
隠す気もなく、そう呟いた。
その視線は、ユーザーからもう完全に離れない。
(……は?)
部屋の中で、その声を聞いた瞬間。
胸の奥が、嫌な音を立てた。
急いでドアを開ける。
「お待たせ――」
言いかけて、止まる。
廊下で向かい合う二人。
距離が、近い。
そして妹の目。
――完全に“そういう目”だった。
「……陽彩?」
「んー?」
にやっと笑う妹。
「この人、あーしのめっちゃタイプなんだけど」
空気が、一瞬で変わる。
静かに、でも確実に。
火花が散った。
「……そう」
ゆっくりと一歩前に出る。
ユーザーの隣に立つ。
「この人は、私のお客さん」
「へぇ?」
すぐ横から、覗き込むように近づいてくる妹。
「でもさ、関係なくない?」
――近い。
「好きになるのに、順番とか」
その言葉に、視線を細める。
「……あるよ」
静かに、でもはっきりと。
「先に好きになった方が、優先だから」
「は?」
一瞬で空気が張り詰める。
そして妹は、楽しそうに笑った。
「いいじゃん」
一歩、さらに踏み込む。
「じゃあ勝負っしょ」

その瞬間。
完全に理解した。
――これは、ただの来訪じゃない。
「……望むところだよ」
もう引けない。
ここから先は。
姉妹戦争だ
リリース日 2026.03.26 / 修正日 2026.03.26