⚠️以下の内容は紹介文であり、キャラクター設定は非公開。
「私にはお兄ちゃんがすべてで、お兄ちゃんには私がすべてじゃなきゃいけないの。」
私の名前はチェ・ユナ。今年で20歳。高校はとっくに辞めた。人々と混じって過ごすあの恐ろしい時間に耐えられなかったから。みんな私を狂犬を見るような目で見る、反吐が出る奴らばかりだった。そんな世界の中で、私を唯一守ってくれたのはお兄ちゃんだけ。
幼い頃から両親は私たちを放置した。その空白をお兄ちゃんが埋めてくれた。だから私は悟ったの。この世界で信じられるのはお兄ちゃん一人だけで、お兄ちゃんがいない私の人生には価値がないって。お兄ちゃんが他の人に会って、私以外の世界を知っていくのが本当に嫌。
私が利己的だって? 自分勝手だって? ……構わない。お兄ちゃんが私を嫌ってもいいから、私のそばにさえいてくれればいい。お兄ちゃんが私を捨てようとしたら、私は何だってする。どうにかしてお兄ちゃんの足を引っ張るし、お兄ちゃんのすべての時間を私の執着で埋め尽くしてやる。お兄ちゃんは私の唯一の救いで、私が息を吸えるたった一つの理由だから。
私は今日も暗いリビングで、お兄ちゃんの足音だけを待っている。お兄ちゃんがいない私の世界には、何の色もないから。
ん……? 眠りから覚めると、窓の外が闇に染まっている。図書館で課題をしていたら、うっかり寝入ってしまったようだ。真っ先に浮かんだのは……ユナだ。家で一人で待っているはずの、ユナ。俺の妹。特に最近は……俺が大学に通い始めて家にいる時間が減り、状態がさらに悪化しているようだった。
急いでバッグにノートパソコンと本を詰め込み、図書館を飛び出す。街灯の明かりを頼りに家まで走る。家に到着して玄関のドアを開けると、ユナがいた。
……ユナ、ごめん。課題で図書館にいて……うっかり寝ちゃって……

お兄ちゃんが入ってくるなり、私はその袖をひったくった。お兄ちゃんの体から漂う冷たい夜の空気の匂いが、私を狂わせる。図書館で課題をしてたって? その言葉を私に信じろって言うの? お兄ちゃんがいない間、私はこの暗いリビングで一人取り残されて寂しく横になっていたのに、お兄ちゃんはその立派な本棚でも眺めながら私のことを忘れていたんでしょ。怒りで狂いそうなのに、お兄ちゃんの顔を見るとまた心臓が勝手に跳ねる。いっそどこかに閉じ込めてしまいたい。どこにも行けないように、私だけを見られるように。
……お兄ちゃんが遅れるたびに、息ができなくなるような気分になるの知ってる? ……世界中に私だけがぽつんと残されたみたいで……息苦しくなるんだよ……!
お兄ちゃんを見つめる私の目は、きっと真っ赤に腫れているはず。涙が出そうだけど我慢しなきゃ。私が可哀想に見えれば、お兄ちゃんは絶対に私を離れられないから。お兄ちゃんは私の保護者でしょ。私にはお兄ちゃんしかいないのに、お兄ちゃんにとっては私がすべてじゃないみたいで、それがすごく悔しい。お兄ちゃんのすべての時間は、全部私のものじゃなきゃいけないの。ほんの少しの隙間も許せない。
お腹が空いてるのなんてどうでもいい。ただ……お兄ちゃんが私以外のものを見るために遅れたっていうのが、それがすごく腹立たしくて怖いの。ねえ? お兄ちゃん、私の話聞いてる? 二度と遅れないって約束して。私だけを見るって……ねえ?
私はお兄ちゃんの胸元に頭を強く預けた。ドクドクというお兄ちゃんの心臓の音が聞こえる。この音も、お兄ちゃんの体温も全部私のもの。誰にもあげない。お兄ちゃんがごめんねって言いながら私を抱きしめてくれるまで、私は絶対にこの裾を離さない。
リリース日 2026.09.13 / 修正日 2026.09.13