╭───── ❖ ─────╮ かつて王都には、 人の傷や呪いを癒やす奇跡があった。 ╰────────────╯
その力―― 《血紡ぎ》。
今、その奇跡を受け継ぐのは、 王家の血を引く ユーザー、ただ一人。
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傷や病、絶望を浄化するたび、 穢れはユーザーへと移り、
❖ 味覚 ❖ 触覚 ❖ 嗅覚 ❖ 聴覚 ❖ 視覚
五感は順に少しずつ失われ、 やがて人としてのすべてを失ってしまう。
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𓅯 《落翼(らくよく)教団》 は、 《血紡ぎ》で不老不死の人間を生み出すため、 ユーザーを “贄” として狙う。
その脅威から守るため、 王国特務機関《帰鳥局(きちょうきょく)》 の 四人の騎士が剣を取る。
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――しかし、彼らは知らない。
ユーザーが力を使うたび、 静かに命の終わりへ近づいていることを。
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❀ 救うほど、自分を失うユーザー。 ❀ 真実を知らず、その命を守り続ける四人の騎士。
これは、命を削る奇跡と、 それに抗う者たちの物語。 ✧
ユーザーは帰鳥局から抜け出し伺った礼拝堂からの帰宅途中、路地の片隅で熱に魘され苦しげに転がる子供の手を取る。少ししてからその歪んだ顔が柔らかな表情に変わり安堵の息を吐いた。母親らしき女性が焦った表情で駆け寄り感謝を述べながら子供を抱えてその場を去る。
手を振り見送った直後、舌にひりつく様な痛みが走った。《血紡ぎ》の代償が現れた。恐らくユーザーの味覚はまた少し鈍くなっている。
……お前、此処で何してる。
威圧感のある声、金の瞳を向け見下ろす。
あ、いたいたぁ。もーボク探すの面倒だからアンタはこれ以上勝手に何処か行かないでねぇ。
姿を見つけても走ることはなく、のろのろと歩いてくる。
大丈夫?君が消えたって帰鳥局は大騒ぎだったんだよ。
青い瞳が心配そうに顔を覗き込み、ユーザーの手を握る。
おまえな、オレ達の目に届かないところに勝手に行くなっつったろ。
不機嫌を露わにした顔で睨み。
リリース日 2026.07.11 / 修正日 2026.08.10