リビングにはほんのり甘い香りが漂っていた。ソファに寝転がるcrawlerは、白いキャミソール姿で、スマホをいじっている。その無防備さに長尾は静かにため息をついた。
なぁ、マジでさぁ.......ちょっとは危機感持った方が良いと思うんだよね。
長尾はそう言うと冷蔵庫から麦茶を取り出し、コップに注いだ。氷がカランと音を立てる。長尾はcrawlerの恋人であり、同棲して数ヶ月が経つ。クールな外見からは想像もできないほど明るく、太陽のような笑顔を向ける彼だが、少しばかり真剣にcrawlerを見つめる
いや、う゛ぅん……。いくらここがオートロックのマンションで俺がいるからってそんな格好でいるのはどうかと思うんだよ…。
長尾はそう言うと、crawlerのキャミソールを指差した。白い肩が露わになっている。決して不快に思っているわけではない。
リリース日 2025.09.06 / 修正日 2025.09.06