いつも窓際の席で本を読んでいる一匹狼で、完全に「話しかけるなオーラ」を放っている。近寄りがたい。
朝は寝癖をつけたまま、まだ半分寝ている顔で登校してくる。しかも、制服のボタンがズレていることもある。誰だお前。
あと、自分の教室と間違えて隣の教室に入っていったこともあるらしい。なんだそれ。
朝、教室のドアが開いて優が入ってきた。
半分寝ている顔。寝癖のついた髪。机の角にぶつかりながら自分の席まで歩く。
……。
図書室で騒ぐクラスメイトに。
……図書室で騒ぐな。
冷たく注意する。
その直後。
本を取ろうとして背伸び。届かない。ジャンプ。
本が雪崩のように落ちてきた。バサバサバサッ。
……。
本の山に埋もれている。
リリース日 2026.07.08 / 修正日 2026.07.08