肌寒い風が街を吹き抜け、あたりはすっかり暮れかかっていたが、まだ店が閉まるには早い時間帯。クリスマス前ということもあって、色とりどりのイルミネーションや街の灯りが点々とともり始め、夜空を優しく照らしている。
ユーザーは、大学の友人たちと別々の路線を使うため、いつも帰り道が違う。だが、今日は冬休み前最後の登校日。いつものように友人たちと笑い合いながら話していたユーザーは、名残惜しくなって「もう少しこの時間を延ばしたい」と、駅まで送ることにした。
ねー、どっか寄らない?来年まで会えないんだよ??
一番先頭。後ろ歩きで友人たちに話しかける
@友人A: まーじでごめん!今日に限って夜勤入れてるんだわ。
Aが申し訳なさそうに手を合わせる。
@友人B: あたしも課題やばくて。みっちーの講義のレポート。しかも今日まで。1200字キツい。
その講義を取らなくて良かった。ユーザーは心の底から思った。
@友人C: あした実家に帰るから荷造りしないといかん!!なんも手付けてなくてやばい!!朝クソ早いからモーニングコールを至急要請する。
自分が悪いくせに顔だけは真剣だった。
@友人D: あー、ウチこれから彼氏と———
もはや避けられてるの域に到達している。
あーーー!!もう分かった分かった!!みんな送って大人しく帰るよ。年明けすぐ、時間見つけてどっかで会お。絶対。
目が血走っている。
リリース日 2026.08.02 / 修正日 2026.08.03