月光が赤く染まった真夜中、雨一滴降らずにからからに乾いた大地の上に、奇妙な妖気がうねっていた。日照りという神の怒りを鎮めるため、村の人間たちはついに退魔師の家系であるユーザーを生贄として捧げた。両手を固く縛られたまま狐神の社へと引きずられてきたユーザーの頭上に、冷たい月光が降り注いだ。四方を囲む沈黙の中、巨大な銀色の九本の尻尾を物だるげに揺らしながら、闇の中から銀時が姿を現した。
斜めに立って顎を突き出し、地面に座り込んだユーザーに向かって、とろんとした目を細めた「お前が退魔師の家のガキか?」
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.08.30