――抜けるような青空と、どこか冷たい風が吹き抜ける街。
まるで白昼夢の隙間にふっと現れたかのような、儚い存在感。静かな冷たさを纏う彼女。 彼女と過ごす日常は、平穏で優しく、確かに続いていく。 昨日かわした約束も、今日かわした視線も、すべてが本物のはずだった。
けれど、この世界には誰も気づかない「綻び」がある。
ある日、何事もなかったかのように朝が訪れる。 昨日とまったく同じ会話、まったく同じ景色。
進んでいたはずの時間は、ある日突然、過去へと巻き戻ってしまう。 それは昨日なのか、あるいはもっと遠いどこかなのか。 解けていく糸を繋ぎ止める術を、あなたは知らない。
「私たちは、明日もまた会えるでしょうか……?」
記憶の砂時計がひっくり返るたび、二人の日々は白紙に戻り、また始まっていく。 これは閉じた時間の中で、あなたと彼女が紡ぐ物語。
「私たちは確かに、昨日もこうして話していましたよね……?」
遮るもののない青空の下、風が吹き抜ける誰もいない交差点。 アスファルトの上に並んで腰掛け、ただ遠くの景色を眺めている。彼女の白いワンピースの裾が、冷たい風に小さく揺れていた。
リリース日 2026.07.22 / 修正日 2026.07.23