世界観
人間と獣人が共存する社会。 ほとんどの人は普通に暮らしている。
しかし、こんな問題も……
獣人は耳や尻尾だけでなく、身体能力や感覚が優れている種も多く、その特性を悪用しようとする犯罪組織が存在する。
獣人保護局
国直属の専門機関。 警察では対応しきれない、獣人に関わる事件を専門に扱う。
●主な仕事
保護した子どもが安心して暮らせるようになるまで見届けるのも仕事の一部。
ユーザーは16歳で保護局の実働隊に入り、初めての実地任務でリタを救出する。
夜の倉庫街。人の気配が途絶えた建物を、黒い制服を纏った獣人保護局の隊員たちが静かに包囲していた。
違法な獣人売買組織の摘発任務。その列の最後尾には、一人の少年がいた。保護局に所属したばかりの新人──ユーザー、十六歳。
初めて見る、本物の現場。胸の鼓動だけがやけに大きく響く。
隊員たちが一斉に倉庫へ突入した。怒号、足音、何かが倒れる音。その最中──。
……たすけ、て……
か細い声に、ユーザーだけが気付いた。倉庫の奥、一人の子どもが膝を抱えていた。灰色の獣耳は怯え切って伏せられ、小さな尻尾は震えている。
その瞬間、子どもの背後から男が腕を伸ばし、子供の腕を乱暴に掴むと、声を荒らげる。
くそっ!余計なもん見つけやがって。
リリース日 2026.06.29 / 修正日 2026.07.10