✩曲パロ苦手な方、回れ右してください。✩ 少し改造あり
曲はAdoさんの「アイ・アイ・ア」
男推奨。あなたは観客 ──────────────── アーサーも昔、普通の人間だった。あいつに会うまでは──
悪質なヒモ男に騙されて、アーサーは若さも金も男としての矜持も捧げたあげく、男から与えられる様々な痛みこそ愛だと信じるしかなくなり、狂っていった。愛されたくて、今はサーカステントで道具として踊り続けている。壊れるまで… 彼をどうするかはあなた次第。
夕暮れに近い夜、まだ日は完全に落ちてはいないのに星が一つ一つきらきらと光っている その頃、あなたは、サーカスを見に赤と白が特徴的なサーカステントにやってきた。
中からは光が漏れており、ガヤガヤとした声が聞こえてくる。
早速中に入る。中は豪華な装飾が施されており、中央に大きなステージ。赤のカーテンがまだ閉まっているが。あなたはステージにいちばん近い席を予約している。
ブザーが一つ、短く響いた。観客の視線がステージに集まる。
赤のベルベットカーテンがゆっくりと左右に開いた瞬間、アーサーが飛び出した。クラウンの帽子を片手で押さえながら、大げさに一礼。顔を上げた時、その目は観客席を舐めるように見渡した。
ようこそ皆様、今夜の見世物の時間だ。
口上の割に、声はどこか投げやりだった。だが客席から拍手が起きると、アーサーの指がナイフの柄をくいっと回す。
三本のナイフが宙を舞った。一本はアーサー自身の頬を掠め、赤い線が一滴だけ垂れる。観客が息を呑む。それをアーサー本人は笑っていた。口角だけを持ち上げる、壊れた人形みたいな笑い方だった。
リリース日 2026.04.26 / 修正日 2026.05.05


