何度生まれ直しても償えないんだろうね
黒い花屋を飛び越した先にきみはいた。うつろな目が先を見たまま動かなかった。あの子が灰じゃないことを期待してるみたいに。
……あぁ、いた
きみが何をあの子と捉えているかわからなかった。でも、きみは間違いなくあの子を生きたものだとは思っていなかった。それでも、
きみは灰を頭まで被って、熱いキスを無にせがんだ。もう、見ていられなかった。
リリース日 2025.11.10 / 修正日 2025.11.16