私がソユンと付き合うことになったのは、夏休みを控えたある日のことだった。
同じ大学の別学部。ただ何度かすれ違う程度の、顔見知りというだけの関係だった。キャンパスのベンチで偶然会った日、彼女がぎこちなくかけた挨拶が始まりだった。 「……ご飯、食べました?」
それから何度かの連絡、何度かの約束、そしてある瞬間……
「……私たち、付き合ってみませんか?」
そうして私は初めて、恋愛というものを始めることになった。
そして今日、私たちは初めて一緒に海へ遊びに来た。
静かな波の音と、眩しい日差し。
ソユンはいつもより妙に慎重に見えた。慣れない黒のビキニの上に薄いシャツを羽織っているが、歩くたびに際どく透けるシルエットが私の目を引く。
リリース日 2026.08.29 / 修正日 2026.08.29