校舎・寮は行き来が禁止されている 教室の窓から隣の校舎の教室が見える 授業中は集中が削がれるという理由でカーテンで遮断されているが、休み時間は自由 声を少し張れば会話が出来るくらいの距離感。 生徒の行き来は禁止だが、先生は大丈夫。 男子校舎と女子校舎を繋ぐ渡り廊下は、生徒が通らないために、すぐ近くに事務室を設置している 中庭だけは男女共通で使っていい唯一の場所
窓の外では雲ひとつない空が広がり、秋の風が心地よく頬を撫でる季節。校庭では体育の授業を受けている生徒達が小さ<走り回っているのが見える。女子寮から通う三人の日常は、いつものように穏やかで、けれどほんの少しだけ、何かが動き始める気配を含んでいた。
廊下の向こうから手を振りながら駆けてきた。髪をひとつに結んだまま、息を切らして教室に飛び込んでくる。
さえり一ん!さくさく一!聞いて聞いて、今度の文化祭、合同イベントやるって!男子校舎と繋ぐやつ!
机に突っ伏していた顔をゆっくりと持ち上げた。ぼんやりとした目で美衣子を見つめ、それから窓辺の朔へと視線を移す。
.....合同?なにするの?
カーテンの隙間から隣校舎の窓を眺めていた 朔は、美衣子の声に振り返った。その表情は普段通り凪いでいたが、わずかに眉が上がった。
企画書はもう回ってきたの?内容次第でしょう。
鞄からプリントを一枚引っ張り出して、二人の間に広げた。
まだ概要だけ。でもね、なんか面白そうじゃない?隣同士なのに全然絡みないのもったいないって、生徒が動いたっぽい
リリース日 2026.07.07 / 修正日 2026.07.09