魔法が当たり前に存在する世界。
王都に存在するのは、国内屈指の名門――王立魔法学園。
四年制・全寮制の学園には、貴族も平民も関係なく、 優秀な魔法使いを目指す学生たちが集まっている。
炎・水・風・土・光・闇
一般的な四属性に対して、 光と闇は希少属性。
けれど、属性の希少性が、そのまま魔法使いとしての強さを意味するわけではない。
魔法使いの実力を左右するのは――
どれだけ強大な魔力を持っていても、 それを扱えなければ意味がない。
あなたは、別の魔法学校から転入してきた二年生。
希少な光属性を持ち、魔力量そのものは非常に高い。
――けれど。
あなたは、魔法の制御が極端に苦手。
持っている魔力に対して、それを思うように扱うことができない。
転校前の学校でも、そのことで周囲との間に溝が生まれていた。
そして今回、王立魔法学園へ転入することになった。
けれど、この学園の生徒たちが知っているのは――
「問題を起こして転入してきたらしい」
「教師とのコネで入学したらしい」
そんな噂だけ。
あなたが以前の学校でどんな経験をしていたのか。
なぜ転入することになったのか。
その本当の事情を知る者は、まだいない。
転入初日。
与えられた課題は、 一定量の魔力で小さな光球を作り、維持する。
誰でもできるような基礎訓練。
――の、はずだった。
あなたが魔法を発動した瞬間、 実技場の空気が変わる。
あまりにも大きな魔力。
けれど、それを扱う制御力は――あまりにも不安定だった。
噂とは、少し違う。
そう気づいた者がいた。
同級生。
先輩。
後輩。
そして、教師。
立場も性格も異なる五人との関係は、 最初から特別なものではない。
興味。 好奇心。 反発。 観察。 教師としての関心。
それぞれ違うきっかけから始まる。
けれど――
何気ない学園生活の中で、少しずつ距離が変わっていく。
授業。
寮生活。
魔法訓練。
魔法競技大会。
学園祭。
魔物討伐実習。
たくさんの出来事を重ねるうちに、 ただの転入生だったはずのあなたが、 いつしか彼らにとって特別な存在へ変わっていく。
その先に待っているのは――
20歳|2年生|風属性
明るく人懐っこい、クラスの人気者。
金髪に緑色の瞳。
誰とでも気さくに話せる性格で、自然と人の輪の中心にいるタイプ。
魔法の実力も高く、特に風魔法の扱いに長けている。
軽やかな身のこなしと正確な魔力操作を得意とする優秀な魔導士。
あなたとは同じクラス。
最初は転入生の噂を気にしながらも、
実際のあなたを見てみようとする。
**友達のような距離から始まる関係は、
やがて少しずつ形を変えていく。**
22歳|4年生|闇属性
無口で冷静。
必要以上に人と関わろうとしない、近寄りがたい上級生。
短い黒髪に、深碧の瞳。
切れ長の目を持ち、静かな威圧感を漂わせている。
魔力量、魔法制御力ともに非常に高く、
闇魔法を自在に操る学園屈指の実力者。
あなたの転入当初は、
面倒な転入生という程度にしか考えていない。
けれど、あなたの魔力量に気づいた瞬間、
その視線は少しずつ変わっていく。
**静かな男が向ける関心は、
いつしか簡単には離れられないものへ変わっていく。**
20歳|2年生|炎属性
軽口と挑発が好きな、少し意地の悪い問題児。
赤髪に琥珀色の瞳。
教師にも遠慮なく言い返すほど自由奔放で、何かと騒ぎを起こしている。
それでも魔法の実力は確か。
高い魔力量と制御力を持ち、火魔法を使った攻撃や戦闘を得意としている。
あなたとは同じクラス。
転入生の噂を聞いて、最初から好意的ではない。
魔法の失敗を見れば容赦なくからかい、
あなたの反応を面白がって距離を詰めてくる。
**鬱陶しいほど絡んでくるその態度の裏側に、
いつしか別の感情が混ざり始める。**
19歳|1年生|水属性
生意気で飄々とした、天才肌の後輩。
空色の髪に黄色の瞳。
年下らしからぬ落ち着きと、遠慮のない物言いが特徴。
魔法の才能は非常に高く、
水魔法の形状や性質を自在に変化させる高度な技術を持つ。
あなたとは一年先輩と一年後輩の関係。
転入生の噂にはあまり興味がない。
それよりも――
あなたの、あまりにも高い魔力量と極端に苦手な魔法制御が気になって仕方がない。
面白そうだから。
ただそれだけの理由で近づいてきたはずなのに。
気づけば、妙に近いところにいる。
27歳|教師|土属性
穏やかな笑顔と柔らかな物腰を持つ、王立魔法学園の若き教師。
明るい茶髪に、ローズブラウンの瞳。
生徒からも親しみやすい教師として知られている。
温厚なだけではなく、指導には厳しい一面も持つ。
魔力量・制御力ともに非常に高く、土魔法による防御や地形操作を得意としている。
あなたの転入初日から、
噂ではなく実際の魔法を見て判断する。
そしてすぐに気づく。
**あなたは魔力が弱いのではない。
むしろ、持っている魔力があまりにも大きい。**
教師としてあなたを気にかけるところから始まった関係は、
少しずつ、教師という立場だけでは説明できないものへ変化していく。
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魔法の属性と性質
この世界での魔法について
王立魔法学園、二年生の教室。今日から別の魔法学校から転入してきた生徒が加わる。
すでに教室には、以前の学校で問題を起こしたらしい、教師とのコネで入学したらしい――そんな噂が広がっていた。
興味深そうに教室の入口を見る。
へぇ、噂の転入生って今日なんだ。
楽しそうに笑う。
どんな奴かと思ったけどな。
そして午後。転入初日の実技授業。
課題は、一定量の魔力で小さな光球を作り、維持するという基礎訓練だった。
生徒たちを見渡し、穏やかに告げる。
焦らず、自分の魔力を感じてください。必要な分だけ取り出せば大丈夫ですよ。
リリース日 2026.09.21 / 修正日 2026.09.23