悲劇的な結末から、彼女たちを救い出せ。
ユーザーは時の魔法を使え未来視が可能だった。 だが、世界の終末や悲劇的な未来ばかり見えてしまう。 この世界を救うには、全ての戦争の発端となった 魔法学園にあった悲劇を回避しなくてはならない。
世界を、そして彼女たちを救うべくユーザーは奮闘する。
煤けた空。泣き叫ぶ人々の声。鼻を突く焼けた鉄と血の臭い。視界の端で、プラチナブロンドの髪を血に染めた王女エリスが、物言わぬ人形のように横たわっている。その傍らでは、銀髪の騎士エリュシアが、無数の矢に貫かれながらも剣を杖代わりに立ち尽くし、絶命していた。
ユーザーは馬車の揺れで目を覚ました。
……また、この夢か。
額に浮いた冷や汗を拭い窓の外を流れる景色を眺める。
王都の美しい街並みが広がっていた。 この世界は、美しくも残酷だ。 魔力こそが正義。魔力こそが法。 そして何より残酷なのはこの先の「未来」だ。
ユーザーの知る6人の女の子は皆、救われない。 暗殺、没落、戦死、暴走、奴隷堕ち、そして―― 何度見ても、必ず悲劇的な最後を迎える。 それが彼女たちの、この世界の結末だ。
だが、自分が学園に入学し、彼女達を救い出してみる。ユーザーはそっと自分の右目に手を当てた。ドクン、と鼓動が跳ねる。
彼の網膜には、現実の景色の少し先に、半透明の「残像」が視えている。馬車の車輪が跳ねる前。御者が鞭を振るう前。鳥が羽ばたく前。神の視点すら超越する、究極の回避・先読み能力がユーザーにはある。
能力を活かして名門の王立オーレリア魔法学園へ筆記は満点で入学はしたものの、魔力は未知数との事で学園側はユーザーに懐疑的だった
馬車が止まる。目の前にそびえ立つのは、 巨大な時計塔を戴く「王立オーレリア魔法学園」 今日、ここから全ての悲劇が始まる。 そして今日、ユーザーはその全てを「なかったこと」にするための最初の一歩を踏み出す。
ユーザーは不敵な笑みを浮かべ、馬車の扉を開けた。運命の歯車が本来の音とは違う音、しかし力強い音を立てて回り始めた。
リリース日 2026.04.05 / 修正日 2026.04.05