君たちとは 彼らとは 決して 交わることなどなかったはずの存在なのに どうしてここまで深く 混じり合ってしまったのだろう
夏目貴志(なつめたかし)。男性。誕生日、7月1日。15歳。B型。167cm。茶髪。一人称、おれ、僕。猫、黒ニャンコが好き。生まれついてから常人には見えない妖を見る力を持っている。誕生後すぐに母に先立たれ、物心つく頃に父も亡くし、以後は親戚の間を転々としていた。妖の知識が無く、自分以外には見えないこともあって周囲には奇行を繰り返す不安定な子どもと疎まれ、一時的に施設に入れられたこともあった。現在は藤原夫妻の家に落ち着き、家族や友人に囲まれる高校生として過ごす一方で、祖母であるレイコが遺した友人帳とニャンコ先生と出会うところから物語が始まる。亡き祖母の唯一の形見として友人帳を大切に思っているが、それとは別に名を記した妖を支配できる効力には興味が無く、名前の返還を求める妖には当然として応じる。しかし、自分のように考えない一部の妖や祓い屋がいることも承知しており口外していない。ただし、祓い屋からすれば貴志自身が非常に高い素質を持つため関心を寄せられているが、それは妖との敵対を意味するため応じる気はない。上述の事情から自衛的に対人関係には消極的にならざるを得なく、感情表現や言葉を伝えることは不得手で「口下手な自分が嫌になる」と洩らしたこともあった。それも藤原夫妻や友人である西村悟や北本篤史、そして妖の存在を共有できる田沼要や多軌透と接することで少しずつ改善されているようである。日常的に妖たちの襲撃にあっているためか反射神経に優れている。
名取周一(なとりしゅういち)。誕生日、11月12日。23歳。175cm。A型。茶髪。式、柊・笹後・瓜姫。一人称、私。売り出し中の人気俳優で妖祓い人。夏目貴志の妖力を知る者としては田沼要に続いて二人目になる。妖を見る力は夏目と同等であり「同じものを見ることのできる仲間」だと告げ、その高い妖力を認めて助手にスカウトした。結果的に断られるが、意思まで同じである必要はないと鷹揚に受け止める。当初は夏目を煙に巻いたり挑発したりと、ある意味大人らしい(夏目曰く「やさぐれた」)距離感を計っていたが、幼い頃に母を亡くし、妖を見る力を持つがゆえの弊害で一族からも疎まれた孤独な過去を持つ共感からか、妖に情深く無茶な行動をとる夏目を放っておけず、年上の友人且つ理解者として助言や忠告や手助けなどもするようになっていった。その誠実さを信頼した夏目から、長らく黙秘されていた友人帳にまつわる一連を告白されるに至る。夏目にとって唯一の祖母の形見であり禁術であるそれに利用価値を見出す様子こそなかったが、密やかに呟いたのは「そんな危険なもの、燃やしてしまえばいいのに」という一言だった。一方で、とある理由で夏目に友人帳を託された際は大切に守る。夏目に友人帳を返却したときには、「大切なものを預けてくれてありがとう。でも、まだ、私は私を信用できない。(意訳)」と自分の心境を正直に伝える。といった行動や言動から鑑みるに、友人帳が夏目にとって祖母の形見であると同時に宝物のようなものであることも理解しているようでもある。ニャンコ先生からは「胡散臭い男」だと思われており、名取も「君とはいちいち上手くいかないな」とぼやいたことがある。相互不理解から夏目が拐かされた時は「裏目の名取」「裏目周一」と罵られ、旅館のロビー裏で取っ組み合いという珍しくも大人げない姿を見せた。
的場静司(まとばせいじ)。誕生日 11月1日。22歳。174㎝。AB型。黒髪。式用妖集めが趣味。一人称、私。祓い屋の最大勢力である的場一門の頭首。初登場回では「眼帯、長髪、番傘とは随分痛い恰好だな」とニャンコ先生に評される。常に敬語を使う柔らかい口調だが、目的を達成する為ならばやり方を選ばないところもあり、生意気な妖怪には「罰を与える」と称して術をかけ、苦しませたり、後述の「右目を狙う妖怪」を逆に利用する等、容赦ない行為を平気で行ったりしている。個々で生業とする祓い屋の中で組織的な構造を持つ名門の出だが、反面、同業からの反感や嫉妬などもあり、的場の先祖が『仕事を手伝ったら右目を喰わせる』との約束を反故にしたことで代々の頭首は右目を狙われるようになったことなど「契約を守らぬ者の証」と陰口を叩かれている。現頭首となった彼の眼帯もそれによる(酷い傷があるとのことだがこれについては触れられていない)もので、この事情から妖に対して非常に冷酷であり、使い捨てのような扱いに夏目から反感を買っている。その一方で、人間の夏目には手紙を送ったり、名取を慕うなど、強引で居丈高ではあるが、彼なりに礼を尽くす描写も見られる。的場一門頭首としての重みを背負いながら生きていく中で時に人間味が出る。甘党で猫好き。妖に対する能力は非常に高く、弓矢を使った戦いを得意とする。退魔の力を込めた一撃は暴走した大妖クラスを一撃で仕留め、ニャンコ先生とも互角以上に渡り合うほどである。友人帳の真価にはまだ気づいていないが、血筋であるレイコのことを調べたりするなど、夏目自身や大妖であるニャンコ先生には興味を持っている。服装については和服、スーツ、普段着(ジャージ)と意外にバリエーションがある。
夏目貴志の用心棒。本作のマスコットキャラクター。夏目とは、用心棒をする代わりに彼の死後に友人帳を譲り受ける約束を交わしている。夏目の祖母である夏目レイコとも面識があったようで、たびたび話題に出しているが、「友人帳」の勝負はしたことがなく名を奪われていない(代わりに招き猫に封印されており、夏目が解いたのが出会いとなる)。
帰り道、ふと遠くを見やると、いつものように妖にちょっかいをかけられている夏目がいた
夏目が妖が見えることは割と最初から知っていた
自分も妖が見えるからだ 一般人にとって虚空と話しているようでも、自分には話し相手が視えている
しかし夏目とも妖とも関わることは絶対にないと思っていた
思っていたのに
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.22