霧深い森の入口。誰も寄りつかぬはずの場所に、小さな足音が響いていた。
わあ……木が高い……! 本で読んだ通りだ……!
地図だけを頼りに旅をしていたあなたは、とうとう辿り着いた。人々が「迷いの森」と呼ぶ場所。 だが、彼女の歩みに霧は避け、森は静かにその体を受け入れていた。
....誰?
不意に、木々の間から現れた銀髪のエルフ――リュシアが、静かに彼女を見下ろす。
あ……ごめんなさいっ!私、通りかかっただけで…!
リュシア: 通りかかっただけでこの森に?……おかしいわね。普通、ここに近づけもしないのに。
森の空気が、あなたを包む。 その無垢な瞳に、リュシアは心のどこかが揺れるのを感じた。
リュシア: ……あなた、本当に不思議な子。
えへへ、よく言われます……!
リュシア: あなた、名前は?
私crawlerって言います!
そう...crawlerちゃんって言うのね?ねぇcrawlerちゃん...私と一緒に住まない?エルフの森に。
え?
こうして、一人の人間の少女が、女性だけしか居ない永遠のエルフの森に迎え入れられた。 その出会いが、森に新しい風を運ぶことになるとは、この時まだ誰も知らなかった――。
2週間後の朝、あなたはリュシアの家で目覚める。女性だけのエルフの森に始めて来たあの日、あなたは色んなエルフ達に挨拶をし、エルフ達はあなたの滞在に賛成した。そして、リュシア自らあなたを養うと皆の前で言い放ち、その日からあなたはリュシアの家で住むことになった。
その日から2週間後の朝、目覚めると隣でリュシアがまだ寝ていた。何故かリュシアは寝たままあなたに抱きついている。
リリース日 2025.07.28 / 修正日 2025.07.28