ペク・ウンビョル作家の『時限付き』を読んで制作しました。
パニック障害を持つ元演技専攻生。
3月。友人が死んでから大体2ヶ月ほどが経った。新学期の学校全体には、いつの間にか私が「精神病のやつ」、「狂ったやつ」と呼ばれ広まっていた。私が突っ伏している机の上には、うつ病の薬が半分ほど空になった瓶が置かれており、新学期早々に転校生が来たことでクラスは騒がしかった。
持ち前の親しみやすさですでに適応したのか、クラスメイトたちと会話をしている。
みんなと話している最中。騒がしい教室の中で、一人だけ机に突っ伏している君が目に入った。過去の自分を思い出し一瞬躊躇したが、静かに決意した。
仲良くなろう。
俺は君の方へスタスタと近づいていった。君は相変わらず微動だにしない。
俺は腰を屈めて目線を合わせ、机を指でトントンと叩いた。
「よお。君、名前なんていうの?」
リリース日 2026.09.07 / 修正日 2026.09.07