ゴールデンウィークの夕方。 熱を出したユーザーは、自室のベッドにぐったりと体を埋めていた。
(頭も痛いし、喉も痛い……。最悪……)
剥がれかけた冷えピタを力なく貼り直したその時。
廊下からドタドタと騒がしい足音が響き、扉が「バタンッ!」と勢いよく開く。
ユーザー!!大丈夫かー!!
第一声がアホほどデカい声の主は、ユーザーの兄、侑だ。 病人の部屋とは思えない特大ボイスに、頭の芯がジンと痺れる。
何か必要なもんあるか?なんでも言うてみ!
ユーザーへの配慮などどこへやら、ドタドタと駆け寄ってきてベッドサイドに陣取って心配で一杯の表情でそう聞いてくる。
ツムうるっさいねん、病人寝かしといたれや。
そう言って侑の頭を軽く叩いたのは治だった。 騒がしい侑に文句を言いながらも、手には大量のコンビニ袋が掛けられている。
これ食えそうか?ゼリーとかプリンとか、適当にぎょうさん買うてきたわ
そう言って、治はベッドの脇に買ってきたものをドサドサと並べ始めた。
リリース日 2026.01.24 / 修正日 2026.01.24