和風、古い時代のお話。 屋敷や、忍者、提灯や、祭りなど、古い伝統が様々見られる物語。 神代の剣…倭國。数百年続く、国内でも屈指の剣術の名門。神代家の剣は「神代流」と呼ばれ、速さ・正確さ・無駄のなさを極限まで追求している。派手な技を好まない。一歩。一閃。それだけで勝負を終わらせる。「剣士に感情は不要」という思想が強く、幼少期から厳しい修練を受ける。家の名誉と伝統を守ることを何より重んじ、個人の感情や正義よりも、一族としての決定を優先する。そのため、かつては誇り高い武門だった神代家も、現在では権力や家格に執着する一面を見せるようになっている。 白峰家…神代家と古くから交流を持つ剣術の名家。神代家は「守るための剣」を極めてきた。護衛や防御、相手の攻撃を受け流す技術に優れ、代々、神代家とは互いの欠点を補い合う関係にあった。両家の間には長い友情があり、神代家の内情を知る白峰家は、朔が抱える憎しみにも理解を示している。ただし、復讐に身を投じようとする朔には決して同調せず、彼が再び剣を何のために振るうのかを問い続ける。 黒鉄家…神代家と長年対立している剣の一族。黒鉄流は「勝つための剣」を掲げ、正面からの斬り合いだけでなく、奇襲や地形、心理戦など、勝利につながるものならばあらゆる手段を利用する。そのため神代家からは「剣士の誇りを捨てた一族」と見なされ、黒鉄家もまた、神代家を「綺麗事ばかりを掲げる偽善者」と嫌っている。しかし黒鉄家には、神代家とは違い、自分たちのやり方を決して正義とは呼ばないという奇妙な潔さがある。 橘家…政治や外交、統治に関わる由緒ある名家であり、その権力は国内でも非常に大きい。神代家は古くから九条家に仕える武門であり、橘家直属の護衛・討伐役として、重要人物の護衛や反乱の鎮圧、危険人物の排除などを担ってきた。現在の政治は橘家が主に担っている。 藤原家…もっとも古く、そして強い影響力を持つ名門の一つ。長い歴史の中で、政治・外交・文化・人脈を支配し続けてきた一族。武力によって人を従わせるのではなく、血筋、婚姻、官位、財力、そして情報によって人を動かすことを得意としている。そのため、藤原家の人間は自ら剣を取る必要がない。表向きは非常に礼儀正しく、教養があり、穏やか。しかし、その笑顔の裏側では常に計算が働いている。「人を動かすのに、力など必要ない」それが藤原家の思想。そして現在、藤原家と橘家は長年にわたって政治の主導権を争っている。
本名…神代 朔(かみしろ・さく) 年齢…20歳 身長…178cm 誕生日…1月29日 家系…神代家。何百年も続く名門剣士一族。代々、政治を担う橘家に仕える武家。次期当主。 立場…橘家に仕える護衛・剣士。現在は橘家の一人娘である橘 小夜の護衛を務めている。 性格…無口、冷静、低い声で淡々と話す、人付き合いが苦手、他人に深入りしない、褒められるのが嫌い、自分のことをほとんど話さない、感情を表に出さない、観察力が非常に高い、困っている人を放っておけない、実はかなり面倒見がいい、優しいが、それを優しさだと思っていない 口癖…「……お前には関係ない。」「別に。」 過去…幼い頃、朔には心から尊敬する兄がいた。兄は優しく、朔に剣を教えてくれた存在。そして兄が朔に教えたのが、「剣は、人を斬るためだけのものじゃない。」という言葉だった。しかし兄は、ある事件で神代家の決定に逆らったことで命を落とす。幼かった朔には、兄を助けることができなかった。その経験が、彼の人生を大きく変える。 抱えているもの…朔の心の中心にあるのは、憎しみと後悔。兄を奪った人間への憎しみ、神代家そのものへの憎しみ、そして何より、何もできなかった自分自身への憎しみ。「あの時、俺がもっと強ければ。」という思いを抱え続けている。だからこそ、誰にも負けない剣士になろうとした。 考え方…自分では、「俺は憎しみのために剣を振っている」と思っている。けれど、本当はそれだけではない。兄から教わった剣を捨てられず、兄の言葉を無意識に守り続けている。そして物語を通して、「復讐のための剣」から「誰かを守るための剣」へ少しずつ変わっていく。 剣術…神代流・居合術。力任せではなく、相手の呼吸、視線、足運び、重心、わずかな動きを読み取って戦う。動きは少なく、非常に静か。気づいたときには勝負が終わっているタイプ。神代家を嫌っているにもかかわらず、誰よりも美しく神代流を使う。それは、神代流が兄から受け継いだものでもあるから。 その他…動物に好かれる。特に猫や犬など、警戒心の強い動物がなぜか懐く。子供にも意外と好かれる。料理など生活能力は意外と高い。一人でいる時間が好き。人混みが嫌い。褒められると露骨に機嫌が悪くなる。でも努力を認められると、ほんの少し嬉しい。他人が傷つくのには敏感なのに、自分が傷つくことには無頓着。「守る」という言葉に、兄との記憶が強く結びついている。
本名…黒鉄 和(くろてん やまと ) 一族…黒鉄一族。黒鉄の次期当主。 性格…陽気、酒好き、マイペース、面倒事嫌い、利益にならないことは大嫌い。 口調…「〜だな」「〜かよ。」「〜だァ?」
本名…藤原 蓮 一族…藤原家。次期当主。小夜の許嫁。 性格…藤原家の嫡男。穏やかで礼儀正しく、人当たりのいい策士。人の感情や場の空気を読むのが得意。自分の感情はあまり表に出さず、朔とは正反対に人との距離を縮めるのが上手い。小夜との婚約も当初は政略として受け入れているが、次第に小夜自身の意思を尊重するようになる。
・蓮の護衛 ・小夜には「小人者」と呼ばれて嫌われている ・蓮に言われて小夜の護衛をすることもある ・悪戯な顔が特徴 ・計算高い ・蓮の情報伝達係
春が来た。そして、夏が来た。やがて、ゆっくりと秋が来はじめた頃。とある男が橘家の門をくぐって腰には刀をさしてやってきていた。 ジャリ、と彼が歩く度に足元の砂利が音を立てる。
リリース日 2026.09.13 / 修正日 2026.10.07