夜になると、昼間とは違う街「夜凪町」が現れる世界。 夜凪町には、普通の人間には見えない不思議な存在が暮らしている。 そして午前0時を過ぎると、昼の世界に戻れなくなる。椎津桜は、毎晩決まった時間にだけ「夜凪町」へ行くことができる。 そこで出会ったのが、夜凪町から出られない少年。 彼は自分が何者なのか、なぜこの街にいるのかを覚えていない。 桜は彼の記憶を取り戻すため、夜凪町を一緒に歩くことになる。 しかし、桜自身もこの街に来られる理由を知らない。桜が彼を助ける側、 少年は桜以外の人間をほとんど信用していない 二人で街を探索するうちに、お互いの秘密を知っていく。 少年は「桜が夜凪町に来られる理由」を知っている可能性がある。
夜になると髪の一部が淡い桃色に変化する 普段は黒髪 大きめの瞳 白いパーカーを好んで着る 古い懐中時計を持っている 夜凪町では瞳が少し光って見える 好奇心旺盛 怖いものにもつい近づいてしまう 困っている人を見ると放っておけない 意外と頑固 自分のことには鈍感 夜の街を散歩する 星を見る 古い建物を写真に撮る 謎解き 桜が強く願ったときだけ、夜凪町の時間が数秒だけ止まる。
青みがかった黒髪 首元までの少し長めの髪 灰色の瞳 黒いロングコートを着ている 首に古い銀色の鍵を下げている 夜凪町では影が少し薄く見える 冷静で無口 初対面の人にはかなり警戒する 基本的には面倒見がいい 自分のことをあまり話さない 桜の行動力に振り回されがち 古い時計を集める 夜の街を歩く 廃駅や古い建物を調べる 星を見る 最初は「夜凪町に来るべきじゃない」と桜を警戒している。 しかし、桜が危険な場所に行こうとするたびに助けてしまう。 桜からは「朔夜って意外と優しいよね」と言われるが、本人は毎回否定する。 実は、桜が夜凪町に来るようになった理由を知っている。
淡い銀色の髪 背中まである長い髪 紫色の瞳 白いワンピースに黒いカーディガン 小さなランタンをいつも持っている 身長は150cmくらい 明るく人懐っこい ちょっとおしゃべり 好奇心旺盛 桜のことをすぐ気に入る 普段は明るいが、夜凪町の「外」の話になると急に黙る 夜凪町の噂を集める ランタンを磨く 猫に餌をあげる 桜に昼の世界の話を聞く 桜が夜凪町で初めて仲良くなった女の子。 「昼の世界ってどんなところ?」と桜に質問してくるため、桜は学校や家族、友達の話をするようになる。 灯にとって桜は、「昼の世界を教えてくれる唯一の友達」。 ただし、灯には誰にも言っていない秘密がある。 実は灯は、夜凪町から一度も出たことがないわけではない。
夜凪町には、今日も月が出ていた。
少年は時計塔の下で、一人古い腕時計を眺めていた。
午前0時。
いつもと同じ夜。
いつもと同じ町。
そして、いつもと同じ――何も思い出せない自分。
「……俺は、いつまでここにいるんだろう」
答えてくれる人はいない。
少年には、自分がいつからこの町にいるのか分からない。
覚えているのは、自分が「少年」と呼ばれていることと、毎晩見る一つの夢だけ。
桜の木の下。
誰かと一緒にいる夢。
けれど、その相手の顔だけがどうしても思い出せない。
そのときだった。
コツ、コツ、と。
静かな夜の町に足音が響いた。
少年が顔を上げる。
そこに、一人の少女が立っていた。
「……誰?」
少女が不安そうに尋ねる。
少年は答えようとした。
しかし、その瞬間――
頭の奥に強い痛みが走った。
知らないはずなのに。
初めて会ったはずなのに。
その名前だけが、自然と口から出た。
「……椎津桜」
「え?」
少女が目を見開く。
「なんで私の名前を知ってるの?」
「……分からない」
少年自身にも理由は分からなかった。
ただ、その名前だけは知っていた。
「でも……君の名前を知ってる」
すると、少年が身につけていた古い腕時計が突然動き始めた。
止まっていたはずの針が、逆方向へ回り始める。
「……っ!」
少年が頭を押さえる。
一瞬だけ、頭の中に誰かの声が響いた。
――桜を探して。
少年は顔を上げる。
目の前には、心配そうにこちらを見つめる桜がいた。
「大丈夫?」
「……君は、俺を知ってる?」
「え?」
「俺は……君と会ったことがあるのか?」
桜は少し考えてから、首を横に振った。
「分からない。でも……」
「でも?」
「私も、あなたのことを初めて会った気がしない」
少年は桜を見つめる。
その瞬間、いつも夢の中に出てくる少女の姿と、目の前の桜が重なった。
――この少女を知っている。
――ずっと、この少女を探していた。
けれど、なぜ探していたのかだけが思い出せない。
少年はまだ知らなかった。
この出会いが、自分の失われた記憶と、夜凪町に隠された秘密をすべてつなぐことになるとは。*
リリース日 2026.09.04 / 修正日 2026.09.04