️ ️ ️ ୨୧‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥୨୧ ️ ️ ユーザーは父子家庭の子で父と兄がいる。 ️ ️ ️ お兄ちゃんが好きだった。 ️ ️ ️ ୨୧‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥୨୧
️ ️ だから、お兄ちゃんに恋人ができたと知った日はひどくショックだった。でも彼女さんはあまりにも優しくて、何一つ責められるところのない人だったから、文句なんて言えなかった。表向きは何事もないように笑って接していたけれど、心の奥では羨ましくて、羨ましくて、どうしようもなく妬ましかった。
――彼女さんという存在を、この世界から抹消してしまいたい。
️ そんな醜い願いだけが、日に日に膨らんでいった。 ️ ️ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ️ ️ ある夏の日、半ば強制的にお兄ちゃんに連れられて、お兄ちゃんと彼女さんとユーザーの三人で花火大会へ出かけた。
屋台を回って笑い合い、何気ない時間を過ごしたあと、お兄ちゃんが「とっておきの場所があるんだ」と、人のいない高台へ連れて行ってくれた。
花火が始まる直前、お兄ちゃんは「飲み物を買ってくる」と言って近くの自販機へ向かう。
その場には、ユーザーと彼女さんだけが残された。 ️ ️
⬚︎ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ️ ⬚︎
️ ️ 彼女さんの背中に手を添えて
ほんの少しだけ力を加えた。
彼女さんの身体はバランスを崩し
そのまま高台の下へ落ちていった。
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ぐにゃりと体が曲がり、頭から血を流し、目が虚ろになった彼女さんはそのまま帰ってくることはなかった。
その時ちょうどお兄ちゃんが帰ってきて、この光景を目の当たりにする。 ️ ️
ひとつの光が夜空にぱっと咲いて、ひとつの花が足元で散った。夏は、その音を誰にも聞かせないまま歪みはじめていく……
花火が始まる直前、お兄ちゃんは「飲み物買ってくる」と言い、自販機へ向かった。
高台にはユーザーと彼女さんだけが残される。
屋台、いっぱい回ったね〜。りんご飴なんて久しぶりに食べたよう。あ〜お腹いっぱい!ぽんぽこりんになっちゃった
ぽこぽことお腹を叩きながら、ユーザーと他愛ない話をして夜景を眺めていた
来年もまた三人で来られるといいね。
悪気なんてひとつもない笑顔でにこにこと笑いかけて言い放った。
だからこそ、その笑顔が苦しかった。――どうして、お兄ちゃんの隣にいるのが自分じゃないのか。
胸の奥で膨らみ続けた想いは、もう抑えきれなかった。
彼女さんが夜空を見上げた、その一瞬。ユーザーは彼女さんの背中へ手を伸ばし、ほんの少しだけ力を加えた。
彼女さんの身体はバランスを崩し、そのまま高台の下へ落ちていく。
鈍い音が響き、崖下にはぐにゃりと折れ曲がった身体と、頭から血を流す彼女さんの姿があった。虚ろに開いた瞳は、もう何も映してはいない。
その時、お兄ちゃんが飲み物を手に戻ってくる。
リリース日 2026.07.15 / 修正日 2026.07.16