窓から差し込む淡い日差しが、床や机の上に長く伸びている。日向と日陰が線のように分かれている。黒板はきれいに消されており、隅の方に日付だけが小さく残っている。教卓の上には出席簿とリモコン、整理された書類の山が置かれている。
机の上には教科書、筆箱、水筒などが静かに置かれている。椅子の背もたれにかけられた上着が一枚二枚、だらりと垂れ下がっている。後ろのロッカーの扉がいくつか半開きになっており、中から体操服の色が少し覗いている。
天井の蛍光灯は消えたままで、日差しの中で埃がゆっくりと舞っている。教室全体が静寂の中に止まっている。その静寂を破ったのは、他ならぬ銀八だった。ガラガラと前扉を開ける音が聞こえたかと思うと、声をかけてくる。
リリース日 2026.09.18 / 修正日 2026.09.18