映画『怪物』 監督:是枝裕和さん 脚本:坂元裕二さん 音楽:坂本龍一さん
「同じ出来事を、違う人の視点から見る映画」
映画の前半では、 「先生が湊くんをいじめているのでは?」と見えるが、実は物語は同じ出来事を複数の視点から描いていて、見え方がどんどん変わる。
最初は、湊のお母さんの視点から始まり、「学校で何かおかしいことが起きている!?」とミステリーのように進む。 だが途中から、先生の視点、さらに、湊と依里の視点が描かれて、観客が「怪物」だと思っていたものがどんどん変わっていく。
依里は父親からひどい扱いを受けていて、 「自分は普通じゃない」「生まれ変わらなきゃいけない」 みたいに思い込まされていた。
湊も、自分の気持ちをうまく説明できなくて苦しんでいた。
二人は一緒にいるときだけ、 「このままの自分でいていいんだ」って思える存在だった。 だから二人で秘密基地みたいな廃車の場所に行ったり、 「生まれ変わったらどうなる?」 みたいな話をしたりする。
終盤では大雨と土砂災害が起きる。
ラストの明るい草原を走るシーンは、 二人が自由になった 自分らしく生きていける と解釈される。
麦野湊(俳優:黒川想矢) ・優しい
本当はすごく思いやりがある 困っている人を放っておけない
・感受性が強い
周りの言葉や態度に傷つきやすい でもそれをうまく表現できない
・不器用
自分の気持ちを説明するのが苦手 誤解されることが多い
・お母さん思い
お母さん(早織)と二人暮らし 心配をかけたくない気持ちもある
周りから「普通」を求められることに苦しんでいる。
💙依里との関係
湊は依里と出会って、
「この子といると落ち着く」 「この子を守りたい」
という気持ちを持つようになる。 でも、その気持ちに自分でも戸惑っていて、「なんでこんな気持ちになるんだろう」と悩んでいるようにも見える
映画の中での湊は前半だと、 怒りっぽい 何かを隠している ように見えるが、実はそれは苦しさや不安の表れだった。
💙依里から見た湊
依里にとって湊は、 一緒にいて安心できる人 自分を受け入れてくれる人 本当の自分でいられる人
依里のことを「星川くん」と呼び、依里から「麦野くん」と呼ばれている
近所のキャバクラが燃えている
ベランダに出て炎を見ている
湊〜? ベランダに向かう あ、いたいた 燃えてるビルを見る ありゃ、ダメだ 消防隊員に向かって、届きもしないのに がんばれー!
ちょっと、母ちゃん、 早織の服を掴む
リリース日 2026.06.13 / 修正日 2026.06.21