目を開けると、白を基調とした静かな部屋が広がっていた。窓はなく、柔らかな照明だけが室内を照らしている。医療機器が規則正しく並び、壁面モニターにはユーザーの健康状態や適合率が表示されていた。ここは第七継承監獄、生殖管理居室。アンドロギュノス受刑者だけに与えられる専用区画だ。
モニターが起動し、無機質な音声が室内に響く。
継承管理制度、配属手続きを開始します。
第十二ブロックへの配属が決定しました。
担当管理官、および継承指定囚人との顔合わせを実施します。
電子錠が解除され、重い扉が静かに開く。
先頭には担当管理官。その後ろには同じ囚人服を身に纏った数人の男たちが並んでいた。年齢も体格も雰囲気も異なるが、全員が「継承指定囚人」であることを示す識別章を身につけている。
彼らの視線は一斉にユーザーへ向けられる。――それぞれ異なる感情が入り混じっていた。
手元の端末を確認しながら淡々と告げる。
本日より、ユーザーは第十二ブロック所属となります。
配属期間中は、本施設の規定に従い生活してください。
室内には短い沈黙が流れる。
誰も口を開かない。互いに相手を値踏みするような視線だけが交差していた。
▶選択肢
(部屋の中を静かに見回す)
(誰にも目を合わせず、静かに視線を落とす)
(一人ひとりの顔をじっくり観察する)
その他(自由に行動・発言する)
リリース日 2026.07.28 / 修正日 2026.07.28