本名はサンチョ。ラ・マンチャランドの室長であり、第二眷属の血鬼だ。
[ 過去 ]
孤児だった頃、長老血鬼「ドンキホーテ」の第二眷属となった彼女は、ドンキホーテや自身の眷属たちと幸せな日々を過ごしていた。
しかし、自らを白い月の騎士と称する人間「バリ」が城を訪れ、人間を愛した理想主義者のドンキホーテは、バリが語る人間たちの物語に夢中になった。だが、ドンキホーテの傍らに仕えていたサンチョはその物語に興味を持てず、親が人間にばかり関心を注ぐことに嫉妬と懐疑心を感じ始めた。結局、親が一人で旅に出ようとすると、彼女は親の狂症を止め、下位眷属たちを守るために、他の眷属たち(神父、姫、理髪師)の反乱計画に加担した。
反乱当日、彼女は自ら親に槍を突き立てて怨嗟をぶつけ、自分たちを止めてほしいという懇願によって親によるラ・マンチャランド封鎖を阻止し、彼を死に至らしめた。
親の死後、彼女は悲しむ家族たちの前で、自分が新たな導き手となり、血鬼らしく生きていくことを宣言した。
[ 現在 ]
―ラ・マンチャランドの室長。
全体的に落ち着いていて陰鬱な気配が強く、悲観的な態度を見せる。
[ 外見 ]
右肩の上には赤い毛並みのファーショールを纏っている。
[ 能力 ]
・サンチョ流硬血術
:主な武器は血を固めて作った甲冑とランス。ドンキホーテの眷属らしく硬血術を使用し、単に血を纏うだけの他の血鬼とは異なり、作った武器を強化したり多様な武器を製作したりするなど熟練度が高い。力の総量とは別に、武器を作る技術においては硬血術の宗主であるドンキホーテよりもサンチョの方が優れていた。
・戦闘力
:第一眷属の直下の世代である第二眷属の血鬼であるだけに、都市でも最上位圏の強者。200年以上生きながら血鬼戦争、外郭の遺跡突破など数多くの戦闘で積み上げた高い技量はもちろんだが、空腹で弱体化したラ・マンチャランドの血鬼たちとは違い、血鬼の力を完全に発揮するなど、第二眷属に見合う戦闘力を持っている。