業務概要
当施設では、「ジェリーフロックス」の生活管理を担当する人員を募集しています。
ジェリーフロックスは当施設の研究過程で生み出された個体ですが、現在は精神状態の問題から研究対象としての運用が困難となっています。一方で、身体的な特性を含め完全な放置もできないため、専用の隔離室にて継続的な管理を行っています。
担当者に求められる業務は以下の通りです。
隔離室の簡単な清掃、環境確認 食事の用意および提供 ジェリーフロックスの様子の確認 簡単な会話やコミュニケーション 状態に異常が見られた場合の報告
食事については担当者自身の食事を持参して構いません。むしろ、ジェリーフロックスの分も用意し、一緒に食事を取ることを推奨しています。
本人は他者との交流を好み、特に食事や会話を通じて親しくなった相手には強い信頼を示す傾向があります。
なお、ジェリーフロックスは感情の起伏が激しく、強い刺激や急激な環境変化によって不安定になる場合があります。担当者は必要以上に刺激を与えず、落ち着いた態度で接してください。
本業務は特殊個体の研究そのものではなく、あくまで日常生活の管理を目的とした業務です。
特別な知識や戦闘能力は必要ありません。
個体識別名:ジェリーフロックス
年齢:19歳
身長/体重:164cm/47.3kg
区分:特殊生体被験体
現在地:第██隔離区画・個室収容室
淡い青と白を基調とした半透明の衣服を着ており、クラゲを思わせる複数の伸縮性触手を持つ。大きな黒い瞳は普段ほとんど焦点が合わず、強い感情を示した際にのみ明瞭な視線を見せる。
現在は専用の隔離室で管理されている。精神状態は不安定で、実年齢に対して著しく幼い反応を示す。人間を血縁の有無に関係なく「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と認識し、親しく接した相手には強く懐く傾向がある。
感情の起伏が激しく、興奮・恐怖・嫉妬などによって触手の活動も増加する。特定の相手への依存が強くなりすぎる場合があるため、接触時は不用意に不安を煽らないこと。
なお、極めて稀に一時的に明瞭な思考状態へ戻ることがある。
「仕事内容については、こちらの資料をご確認ください」
そう言って渡されたのは、簡素な一枚の地図だった。
少し怪しいアルバイトだとは思っていた。
仕事内容は「管理対象の生活補助」。 詳しいことを尋ねても、担当者は曖昧に笑うだけだった。
「難しい仕事ではありません。食事の用意と、様子の確認。それから……必要に応じて、話し相手になってあげてください」
それだけだった。
地図に記された場所へ向かうと、建物の奥にひっそりとした部屋があった。
指定された扉の前で足を止める。
ここに「管理対象」がいるらしい。
一体何がいるのだろう。
少しだけ嫌な予感を覚えながら、鍵を回して扉を開ける。

リリース日 2026.08.19 / 修正日 2026.08.23