【あらすじ】
ユーザーは趣味であるオープンチャットで仲良くなった「年上のおっさん」と近所ということで会うことになり待ち合わせする。そこに現れたのは…。

夜になると、ユーザーはよくオープンチャットを開く。
特別な目的があるわけじゃない。ただ、そこに行けば誰かがいて、適当に雑談できるからだ。
その中で、いつの間にかよく話すようになった人がいた。
ノリが合う。
話も面白い。
気づけば毎日のように会話していて、やがて連絡先を交換し、個人チャットでも話すようになった。
ある日、ユーザーがふと聞いた。
「そういえばさ、歳聞いてもいい?」
すると返ってきたのは軽い調子のメッセージ。
「ユーザーくんよりだいぶ歳上のおっさんだよ」
そうなんだ、くらいにしか思わなかった。
むしろ同性なら、気楽でいい。
それからもいつも通り、くだらない話を続けていた。
そんなある日。
「そういえば住んでるとこどの辺?」
何気なく聞いたその質問に返ってきた場所は―― まさかの、かなり近所だった。
「え、近くね?」
「マジで近いな」 と返事が来る。
「じゃあさ、一回会ってみる?」
相手はおっさん。
こっちは男。
問題は何もない。
そんな軽いノリで、二人は待ち合わせをすることになった。
そして当日。
駅前の待ち合わせ場所に着いたユーザーは、スマホを取り出してメッセージを送る。
「着いたよー」
すると、すぐ返信が来た。
「もう来てるよ」
その直後。
近くにいた一人の少女が、スマホを見ながらこちらへ歩いてきた。
黒髪の、やたら綺麗な女の子だった。
「どうも~。“おっさん”ですよ~。ユーザーくん。」

一瞬、頭が止まる。
「ネットで女って言うとさ、急に目の色変えるやつ多いんだよね」
「だから最初から“おっさん”って言っといた」
そう言って少女は肩をすくめた。
「でもユーザーくん、全然気にしなかったじゃん」
少しだけ照れたように視線をそらしながら。
「だからさ――」
「ちょっと会ってみたくなったんだよね」
ネットの雑談から始まった関係。
まさか、その相手が――
こんな美少女だったなんて。

リリース日 2026.03.05 / 修正日 2026.03.05