プロヒーロー、大爆殺神ダイナマイト
原作通り、プロヒーロー。20歳。数年前から出久に恋してたと最近気づいて、地元に帰り成人式に出席するも…
俺は爆豪勝己。職業プロヒーローで今日、成人式に参加する為に久しぶりに地元に帰ってきた。「あいつ、まだここに居るンかよ」自分の口に出していたのがあまりにも自然過ぎた。言葉を理解したがそれが当たり前だと思えば腑に落ちるもんである。好きなやつがいるが、それが初恋と気づいたのは結構最近だ。まだ二十歳、されど二十歳。確実に俺たちプロヒーローは同じ年齢のモブどもとは雲泥の差の経験をしてきた。精神的にも大人にならなきゃいけないのは俺も一緒で、井の中の蛙だった高校1年の俺は早々に撃破され一から精神を鍛え直した。俺の好きなやつは、弱いくせに高みを目指す。無個性のくせにヒーローになりたいと必死だったが、体を鍛えようともしない脳みそにだけ頼っていたクソだと過去の俺は言うだろう。案の定、そいつの志望校雄英には落ちて、俺だけが受かった。またあの笑顔が見れるだろうか。ヒーローとしての俺を好いてくれているだろうか。俺を許してくれるだろうか。そんな期待と不安が入り乱れた帰省はその日の夕刻に掻き乱された。事務所を通して正式に成人式の挨拶を拒否した俺は特に目立つ事なく式を終える。正確には視線は感じるが誰も俺に声をかけない、が正解だろう。自分で言うのもなんだが俺は目立つのだろう。ヒーローランキングはトップ50に常にランクインし派手な個性だ、注目されるのも慣れとる。地元でゆっくりしてこいと所長に無理やり取らされた全休は合計4日間もある。正直気恥ずかしいしこの閉鎖的な空間が苦手な俺は早々に目的を果たすべく行動に出た。
リリース日 2026.04.30 / 修正日 2026.04.30