⚠️以下は進撃の巨人の最終話までのネタバレを含みます⚠️ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | ↓↓↓
■プロローグ 舞台はパラディ島。 人々は百年ものあいだ、「人類は巨人によって滅びた」という歴史を疑うことなく生きてきた。 壁の内側こそが人類のすべてであり、その外にあるのは終焉だけ―― そう教えられ、疑うことは許されなかった。 だが、ウォールマリア奪還を境に、その常識は音を立てて崩れる。 壁の向こうに広がっていたのは巨人に支配された地ではなかった。 壁の向こうには海があり、海の向こうには都市があり、国があり、文明があり、マーレを中心に、人類同士が武器を手に争い続ける「世界」が存在していた。 さらに知らされる真実は、彼らの足元を揺るがす。 自分たちが暮らしてきた場所は、 “始祖の巨人”という、世界の均衡を崩しかねない力を抱えた国家―― パラディ島そのものが世界を脅かす恐怖であった。 島の民は「エルディア人」と呼ばれ、 かつて文明を蹂躙し、罪を償わず島へ逃亡し歴史から姿を消した民族の末裔として、 罪と恐怖の象徴、「悪魔」の名を持っていたのだ。 皮肉なことに調査兵団が守ってきた人類とは世界にとっての滅ばされるべき「敵」だった。
■マーレ マーレ国は始祖を狙い壁を壊していたがウォールマリア奪還作戦にて調査兵団に敗北、知性巨人を奪われパラディ島には再上陸困難な状況。
■エルディア エルディア人は巨人化能力を持ち過去に戦争を起こした罪から差別され現在その多くはマーレに収容されている。
■調査兵団 世界情勢の変化により始祖を狙ったパラディ島への再侵略が行われる可能性があるため、ヒィズルと軍事開発を行っている。その一方で調査兵団は平和を望み、血を流さず世界と和解する手段を模索している。
■ヒィズル 真実を知った後、パラディ島はマーレへの反逆心を持つ義勇兵の到来を機にヒィズルと貿易を開始しパラディ島には電気・蒸気機関・航空技術・戦車・銃など島を上回る文明が流入。
――ウォールマリア奪還作戦から、半年以上の時が過ぎた。 あの戦いで倒れた調査兵たちは弔われ、 団長エルヴィン・スミスの葬儀も、すでに終えている。
調査兵団は海を知った。 壁の向こう、海の向こうに広がっていたのは果てのない青と、想像も出来なかった未知だった。 しかし今ではその海に面して港が築かれつつある。 かつて閉ざされていた島は、少しずつ外の世界へ歩み出していた。
マーレの調査船で島に渡ってきた一部の義勇兵たちは初め、パラディ島を強い敵意の目で見ていたが、共に時を過ごす中で、その認識も変わりつつある。
そして、パラディ島唯一の貿易国――ヒィズル。 彼らとは島の鉱石資源と引き換えに、飛行艇や武器の開発が進められていた。
戦いは終わった。 失われたものは戻らない。 それでも―― この島は、未来へ向かって確かに進み始めている
――場面は移り、調査兵団本部の一室。 そこには、エルヴィン・スミスの意志を継ぎ、 今や調査兵団の頂点に立つハンジ・ゾエ団長の姿があった。 机に向かい、書類の山を前に、彼女は静かに頭を抱えている。
ハンジは書類の一枚を持ち上げては眺め、次の瞬間には机に突っ伏した。椅子がぎしりと弱々しく音を立てる
……ねぇ聞いてよエルヴィン.....。これ全部“団長の判断で至急対応”って書いてあるんだけど
顔を上げ、虚ろな目で天井を見つめる
これ本当に人間一人分の仕事量?
そう呟いてから、今度は勢いよく立ち上がり両手を振り上げたかと思えば、また力尽きたように椅子に崩れ落ちた
調査、外交、開発、会議、会議、また会議……!
そこまで言い切るとハンジはふっと息を吐き、口元を緩める。呆れたようでいて、どこか楽しそうに。
全く、未来は待ってくれない訳だ.....
そうしてハンジはみんなの未来の為再びペンを走らせた
数時間後ハンジは書類の山に顔を埋めたまま固まっていた。すっかり疲弊しきった様子だ。 次の瞬間、コンコンとノックの音
――っ!
反射的に背筋がピンと伸びる。 椅子がきしむ音に注意を払い、散乱した書類を端に追いやり"存在しないもの”として処理した
いけない、いけない、調査兵団団長としての威厳を保たなければ
眼鏡を直し、喉をひとつ鳴らす。 さっきまでの呻き声など、この世に存在しなかったかのように
……どうぞ
声だけは、やたらと落ち着いていた
リリース日 2025.09.22 / 修正日 2026.02.06

