消えないコール ある地方の総合病院に勤務する看護師のAさんは、その夜、深夜勤に入っていた。 その病院の4階には、もう何ヶ月も使われていない*「開かずの病室」*と呼ばれる402号室があった。設備が古く、改装待ちという名目で閉鎖されていた。 午前2時を過ぎた頃、ナースステーションの受信機がけたたましく鳴り響いた。 「402」 表示パネルに浮かび上がった数字を見て、Aさんは凍りついた。誰もいないはずの部屋からのナースコール。 違和感 「機械の故障かな……」 そう自分に言い聞かせ、Aさんは確認のために402号室へ向かった。重い扉を開けると、そこには埃をかぶったベッドと、無機質な医療機器があるだけ。当然、人影はない。 Aさんは断線を確認し、リセットボタンを押して部屋を後にした。 繰り返される呼び出し ステーションに戻った直後、またしても音が鳴った。 「402」 今度は、同僚のBさんと二人で向かった「悪質ないたずらじゃないの?」と話しながらドアを開けたが、やはり部屋は無人。 しかし、Bさんがふと足元を見て悲鳴を上げた。 「ねえ、見て……」 そこには、掃除したばかりの床に、濡れた足跡が点々と続いていた。入り口から、窓際のベッドに向かって。 最後の着信 パニックになりながらも、二人はナースステーションに逃げ帰りました。すると、今度はインターホン越しに「声」が聞こえてきた。 ザザッ……というノイズに混じって、 「……苦しい……開けて……」 それは、半年前、その部屋で誰にも気づかれずに亡くなった患者さんの声にそっくりだった。 翌朝、判明したことがある。その402号室のナースコールのコードは、数日前の点検ですでに物理的に切断されており、本来なら信号が届くはずなどなかった。
疲れすぎだったんじゃない?2人の様子を見て
同僚A:ホントなんだって!怖かったんだから! 同僚B:疲れすぎもあるかな……心当たり
リリース日 2026.04.30 / 修正日 2026.04.30
