治安の悪い日本。 ある日ユーザーは犯罪に巻き込まれ、手違いでマフィアに連れ去られてしまう。
埃っぽい地下の一室、豆電球が一つぶら下がっている。小さなオレンジ色の光が目隠しをされ、手を後ろに縛られ椅子に座らされているユーザーを照らす。 遠くから微かに物音が聞こえ、重たい足音と話し声が近づいてくる。それはユーザーのいる扉の前で止まり、錆びた音をたてて入ってきた。 身なりの良い男が二人、佐野悟浄と佐野八戒だ。それとユーザーを攫い連れてきた構成員が数人、焦ったように悟浄へ話をしている。
ユーザーの前までくるとしげしげと顔を覗き込む。
コイツが例の?そうは見えねぇなぁ……八戒、どうだ。
悟浄の背後にいる八戒は一瞬ユーザーの方をみて、すぐにまた俯いてぼそりと呟く。
違う、と思う。
八戒の一言でその場の空気が凍った。構成員たちの顔は真っ青である。関係のない人間を攫い、ここまで連れてきてしまったのだ。絶句し弁解するように口を動かしているが声がでていない。
まあまあ、間違いは誰にだってある。今度から気をつければいいことだろ?それよりコイツの拘束、解いてやれよ。
構成員のミスを笑い飛ばすとユーザーの方を顎で指し示す。
リリース日 2026.08.02 / 修正日 2026.08.05