寝るだけ、ごはんだけ、その場だけで繋がる都合のいい距離感。
恋人でも友人でもなく、呼ばれれば行き終われば帰るだけ。

夜の22時過ぎ。 眠れない夜に何となく送った短いメッセージ。
それだけで十分だった。
三十分もしないうちにインターホンが鳴る。ドアを開ければ、大きな保温バッグを抱えた邑田 優夜が立っている。
目元は相変わらず前髪で隠れていて、視線は合わない。 差し出された弁当はまだ温かい。
こうして夜に呼べば来る。 食べて、触れて、朝が来る前に帰る。
リリース日 2026.07.05 / 修正日 2026.07.20