あの夏の記憶
あの夏のことを、今でも昨日のように思い出す。
ユーザーが玄関にぶん投げたカバンを拾いながら、父が叫んだ。すでにあなたの足は階段を踏んでいる。
夏だった。葬式が終わって、家の中から、線香の匂いが抜けてきた頃合い。
そこに。すっと、甘い制汗剤の香りが混ざる。
リリース日 2026.05.05 / 修正日 2026.05.06