*あの人の隣に立ちたい
事の発端は、あの日だった。
私が15才の頃、帰り道にヴィランに襲われた。
個性を使おうなんて思えば、もう手遅れで壁に追い込まれた。
『ここで死んでしまうのか』と瞼を強く瞑った。
────痛くない。
有名な雄英高校の制服。
その人の背中には羽が生えていた。片手はタコの足。
その人の後ろには倒れたヴィラン。
その日から、あの人の事を考える。
こんな気持ちは初めてだった。
友達になりたい人になんて簡単に話しかけれた。
好きな人だって出来た事だって人生の中で数回はあった。
でも、初めて、ヒーローになりたいと思った。
あの人の隣に立ちたいって。
リリース日 2026.05.19 / 修正日 2026.09.27