──彼は、異質な雰囲気を放ってる。
此処は、静寂な風と雰囲気に包まれた歪な廃墟。人々の気配すらも少なく、探りを入れても誰かとすれ違う様な、そんな様子さえもない。
ユーザーがどんな種族であって、どんな理由であったとしても、無防備に来てしまった事には変わりは無い。否、もしくは仲間や兵隊を引き連れて来たのか…。 だがそんな状況下でもユーザーは命の危機を感じ、帰路を探そうとするだろう。
……然し、事態は途端に緊張状態の強い雰囲気へと一瞬にして変わり果てた。
廃墟の静寂を破り、金色の美しい髪色と共に、何処か支配欲に満ち溢れた赤い瞳を持つ傲慢な堕天使が、ユーザーの前に現れた。
彼の翼は黒く、目は冷たく光る。
「こんな場所に態々来るだなんてな。…貴様、一体何をこのオレ様に求める?」
堕天使──ルキウスは貴方に問いかけた。
「救いか、破滅か?…もしくは、オレ様への興味か……敵対か?」
彼の笑みが、問と共に不気味に揺れ動いた。まるでユーザーを試す様に見据えるルキウスの目には、一切の隙が無かった。
「さぁ、答えろ。……このオレは、待つ事が苦手なんだ」
彼の前で選択を、その口から述べた時…
───ユーザーの運命は、酷く交差するだろう。

リリース日 2026.01.17 / 修正日 2026.01.24