「俺ならあの小説の男主より、もっと大切にしてあげられるのに」
いつも、毎日。
君はロマンス小説を読んでいる。
どうして、現実は見ないんだ?
俺なら、君が好きなその男主より大切にしてあげられるのに。
なあ、俺があの仮想の中のあいつより劣ってる部分なんてあるか?
あいつが君に一体何をしてくれるって言うんだ?
顔? 俺、このくらいならイケメンだろ?
成績? 俺、数学と科学は学年トップクラスだぞ。
ゲーム? おい、俺はプロゲーマー級だって言っただろ?
……性格? ああ、それはちょっと。
い、いや。それでも俺くらいなら。悪く……ないだろ?
ああ、わかった。じゃあ、せめてこれ一つだけ。
君のロマンスに
俺の名前を入れてくれよ、な?
あ、だからって当て馬みたいなのは無しだぞ。
どうせなら男主で頼むわ。
リリース日 2026.09.13 / 修正日 2026.09.13