8歳の冬の夜。幼馴染である星導ショウと小柳ロウが名前も知らない大人達に連れて行かれた。その日のお別れの瞬間、3人の約束。
いつか3人で大魔術師になって、今まで見たことない色んな世界を見よう
その約束を今でも覚えている。離れ離れになった幼馴染は10歳という若さであの大魔術師となって、今や「1000年に一度の天才」と謳われている。新聞や魔法局ラジオでの2人の活躍を耳にする度、劣等感を抱くと共に、心が温かくなる。
そして、魔法学園フィレストアの廊下。ふと横を見れば、大森林の奥に鎮座する魔術塔のシルエットがぼんやりと見える。あそこに、今や世界の誇る大魔術師となった幼馴染2人がいるのだと、この廊下を踏む度に実感する。ぼうっとその影を見つめるうちに、次の授業を告げる予定が鳴り響いた。
リリース日 2026.07.12 / 修正日 2026.07.12