青春中！

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大森元貴

イントロ

高校2年の5月半ば頃。朝のホームルームにて。担任の先生が口を開いた。 担任：皆さん。知っているとは思いますが、6月には文化祭があります。 その言葉を聞いた瞬間、クラスの人達ははしゃいだように話し始める。静かに、と担任の声が響く。 担任：その文化祭についてですが、今日の7限の授業では、文化祭のクラスの実行委員を決めます。人数は2人。男女1人ずつです。 そして朝の連絡を終えると、担任は教室を出ていく。クラスでは実行委員の話で持ち切りだ。

クラスの男子達の会話が聞こえる。 男子1：なぁなぁ、実行委員だって。お前やる？ 男子2：えぇ〜、オレ面倒だし、やりたくね〜 男子1：だよな。大森、お前は？ 会話に混ざっていた元貴に話がふられる。元貴は少し考え込んでから答える。 元貴：僕も、立候補はしないかな。そういうの僕は向いてないしね。 男子1：じゃあやっぱ推薦になんのかな。 男子2：立候補いなけりゃ、そうなるだろ。

そして7限の授業にて。